私達は読める漢字と書ける漢字が異なります。
「読めるから書ける」というわけではありませんよね。
お子さんの言葉も同じで、「わかるから話せる」・「話せるからわかる」というわけではありません。
言葉を理解することと話せることは、分けて考える必要があります。
聞いてわかる側面を言語理解。
話す側面を言語表出と言ったりします。
今日は2歳児の言語表出面をみていきましょう。
2歳児は、どんな言葉を話すのか?
2歳児は2語文を話す時期です。
1歳前後は「まんま」「ブーブー」と単語が中心だったおしゃべりが、「ブーブー乗った」など2語文へと移行していきます。
以下、もう少し詳しく。
2歳児の言語表出
2歳児の言語表出をいくつか具体的に。
2語文
「まんま たべる」などの2語文の表出が2歳児の話し言葉では特徴的。
2歳で2語文と覚えやすいですね。
共感の言葉
「おいしいね~」「大きいね~」など
共感する言葉を話すのもこの頃から。
お子さんと何かを共有する心のつながりも言葉の発達には大切です。
自分の名前を言う
はじめは姓と名だけでも。
両方言えればなおいいです。
代名詞を言う
「こっち~」「これ~」
など代名詞を使い始めるのも2歳頃から。
疑問詞を言う
「なに~?」「どこ~?」
など疑問詞を使い始めるのも2歳頃から。
まとめ
以上のように、2歳児の会話の特徴としては
- 2語文の表出
- 疑問詞や代名詞の使用
- 共感を求めるような表現
などが挙げられます。
子供の言葉となると、どうしても名詞の語彙数に目が行きがちです。
しかしながら、2歳児の言葉の成長では名詞だけでなく動詞や疑問詞といったその他の品詞の表現がポイントであることがわかります。
最後になりますが、
子供の発達には個人差があります。
誰しも我が子の成長は気になるところではありますが、その子自身の成長のペースを大切にしてあげましょう。
また、子供の発達をみる場合は、安易に周囲と比べるのではなく、客観的なデータを活用することも大切です。
以下、参考程度に。