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発達障害 診断

ADHD(注意欠陥・多動性障害)とは?

投稿日:2017-04-08 更新日: 2018-06-03

ADHD。日本語で言うと注意欠陥・多動性障害
英語でAttention Deficit Hyperactivity Disorderであり頭文字を取ってADHDです。
ADHDは発達障害のひとつです。

補足記事:発達障害とは?
 
 
 

どんな症状?


ADHDの症状は平たく言うと「本人のやる気の問題ではなく脳神経的に集中力が続かない状態」です。

「集中力が続かない状態」にはいくつかの側面があります。

一つは注意の欠陥
何かに気をつけておくことができない。
ぼーっとしてしまうタイプで集中できない側面です。

もう一つは多動性
落ち着かずそわそわして物ごとに集中できない側面です。

また多動性と類似して衝動性という側面もあります。
気になったらすすぐに席を立ってしまう。待つことができず何かを遮ってすぐ行動したりしゃべったりするなどです。

ADHDの人はこれら注意欠陥と多動性および衝動性により集中力が阻害されます。
ただし人によって注意欠陥的な側面の方が大きい人もいれば、多動性の側面が大きい人もいます。
あるいは両方が同じ程度混在している人もいます。そこは人それぞれです。
 
 
 

ADHDは治るのか?

ADHDは発達障害のひとつです。風邪などの病気ではありません。
そのため特定の治療により「治る」ことはありません。

集中できる環境を整えたりその人なりの処世術を身につけるといった対処療法が対策の中心になります。

また、場合によっては薬の服用で症状を一時的に緩和する場合もあります。
 
 
 

ADHDの診断


ADHDの診断は医師の判断に基づきます。
こういう検査薬を飲んで陽性が出たらADHDというわけではありません。

ADHDの症状をチェックするための検査や問診票も世の中には存在しますが、基本的には最終的な診断の有無は医師が判断します。

そのためADHDの診断に関しては専門の医療機関の受診をすることになります。

特にお子さんの場合は診断後に療育などを行う場合もあります。
その際は作業療法士や言語聴覚士などのリハビリスタッフと学習や環境の工夫を考えていくことになります。
 
 
 

ADHDと知的障害

ADHDと知的障害は別物です。
両者が合併することはありますが、ADHDだから知的にも必ず障害があるというわけではありません。

例えばADHDのお子さんで学業に著しく支障が出ている場合、
集中力の関係で勉強が苦手なのか知的障害も合併しているのかは専門家の判断が必要でしょう。

-発達障害, 診断

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