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発達障害者に役立つ人間関係のルール

投稿日:2017-11-27 更新日: 2017-11-27

発達障害、自閉症スペクトラム障害(ASD)の方の場合、コミュニケーションの苦手さがしばしば見られます。

コミュニケーションというものがその場その状況で最適解が異なるため、一様には学びにくいスキルです。

それでもコミュニケーションを学びたいと思ったとき、ASD当事者であるテンプル・グラディン氏とショーン・バロン氏が述べる人間関係のルールは参考になるかと思います。

今日はこれらのルールを参考に、人間関係について考えます。
 
 
 

ルールは絶対ではない

 
物事にはグレーゾーンというものがあります。

「ルールを守ればどんなことをしてもいい」という考えは半分正解で半分間違いです。

世の中には
明文化されている(はっきり文章にされている)ルールと
明文化されていないルールがあります。

明文化されていないルールをどれだけ把握できるかが大切です。
 
 
 

「人の言動=その人自身」ではない

 
1回失敗したからといってその人自身が「ダメな人」というわけではありません。

ある場面で嘘をついたからといって、その人が「誰にでも嘘をつく人」かどうかはわかりません。

一つの言動でその人の全てが決まるわけではありません。
決めつけてはいけないのです。
 
 
 

社交辞令も時には必要

 
社会でより良く生きていくためには社交辞令も必要です。

正直であることが常に人を思いやれる行動に直結するわけではありません。
時には社交辞令があなたや相手を救うこともあるのです。
 
 
 

相手もまた、社交辞令を使う

 
自分自身に社交辞令が必要なように、
相手もまた社交辞令を使っています。

悪意があるとかないとかの話とは別に、
相手が言っていることが必ずしも本心とは限りません。
 
 
 

礼儀正しく謙虚であること

 
ソーシャルスキルの原則は柔軟に・臨機応変に。
「これさえ常に守れば大丈夫」という心得はほとんどありません。

そんなソーシャルスキルにおいて唯一無二の万能スキルともいえる心得がこの
「礼儀正しく謙虚であること」です。

礼儀正しく謙虚であることはどんな場面でも役に立ちやすいスキルです。
 
 
 

「優しさ=好意」とは限らない

 
世の中にはいろいろな人がいますので、
「優しさ=好意」と即座に結びつけるべきではありません。

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人がどんなことで嫌な気持ちになるか考える

 
どんな言動が相手を不快にさせるか振り返って考えることは大切です。

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【参考文献】
テンプル・グラディン、ショーン・バロン『自閉症スペクトラム障害のある人が才能をいかすための人間関係10のルール』明石書店、2009年

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