Sewisdoms

セイウィズダム 育児と医療とコミュニケーションスキル情報サイト

パソコン(IT支援)

伝の心とは?-2016-12

投稿日:

障害者のIT支援において時折名前がでる機器、伝の心。
伝の心(でんのしん)と読みます。意思伝達装置のひとつです。

<補足記事>
・意思伝達装置とは?
・意思伝達装置の種類

 
 
 
【伝の心とは】
障害者用のパソコンです。

身体に障害があると手でキーボードを扱ったりマウスを操作したりができない場合があります。
そんな方のためにスイッチ一つで操作できるようになっているパソコン、それが伝の心です。
 
 
 
【伝の心の仕組み】
実際としては、伝の心は「伝の心というソフトがインストール済みのパソコン」です。
普通のパソコン上で伝の心というソフトが起動しているだけです。

そのため、伝の心のソフトを閉じれば普通のパソコンとしても使えます。

ただし、普通のパソコンとして使ったり推奨していないソフトをインストールした場合は補償の対象外となります。
あくまで伝の心は障害者用のパソコンとして使用するということです。
 
 
 
【伝の心で何ができる?】
基本的にパソコンでできることはほとんどできます。
また、専用のリモコンをつけることでパソコンの操作を介してテレビやエアコンなど一部家電製品を操作することもできます。

伝の心は基本として、身体に重度の障害があり、またしゃべることもできない方が文字やメールによってコミュニケーションをとるための機器として想定されています。
そのため音声読み上げ機能や呼び出しブザー機能なども付いています。
 
 
 
【価格は?】
その人がどんなスイッチを使うかによって多少変わりますが、だいたい45万円くらいです。高いですね。

伝の心は意思伝達装置であり、補装具のひとつです。
要するに条件を満たせば補助金が出て、ほぼ手出しがない状態で購入できるということです。
このへんはまた別記事にて詳しく書こうと思います。
 
 
 
【ソフトだけでは購入できない伝の心】
伝の心はパソコンとのセット販売のみで、ソフト単体では購入できません。

補足リンク:伝の心のサイト

-パソコン(IT支援)

関連記事

パソコンとスイッチでランダムに音を出す ~重症心身障害児療育~

重症心身障害児者など身体動作に不自由さがある方の支援において、 自分の体を動かすことで外界の状況が変化するという経験を積極的に取り入れることは大切です。 私達は普段何気なく行っている立つ・歩く・物を持 …

no image

できマウスとは?

「できマウス。」 ※正式には「。」がつくようです。 障害者のIT支援において、もはや必修科目と言っても過言ではない機器です。 できマウスはパソコンに接続する機械です。 パソコンは一般的にマウスとキーボ …

障害者のIT支援で知っておきたいこと~パソコン編~

特別支援教育や障害者療育において、パソコンやタブレットなどIT機器を使う機会は増えています。 しかしながらそれなりの知識がないと支援ができない一方で、何を知ればいいのやら。 障害者のIT支援において知 …

障害者のためのJoyToKeyの活用例 ~基礎編~

障害者のIT支援や特別支援教育でしばしば登場するJoyToKey。 JoyToKeyはパソコンにつなげたスイッチに様々設定をすることができるソフトです。 補足記事:JoyToKeyとは? JoyToK …

パソコン標準設定でできる、1スイッチスキャンで文字入力 ~スクリーンキーボード~

重症心身障害児者および肢体不自由児者の方がパソコンを使用するとき、初期設定では不便な場合があります。 場合によってはスイッチなど外部機器や、意思伝達装置などの特別なソフトウェアが必要になることもあるで …