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医療・福祉・療育コラム

DVの被害者にならないために他人と自分の常識を疑おう

投稿日:2017-02-11 更新日: 2017-07-29

DVとはDomestic Violenceの頭文字をとったもので、日本語では家庭内暴力と訳されます。
家庭内と言われますが実際は家庭や夫婦間だけでなく恋人などの関係でもDVという用語は使われることが多いです。
 
 
 
【DVの種類】
DVの「暴力」とは単に殴る・蹴るといった身体的な暴力だけを指すわけではありません。

言葉によって相手を傷つける心理的な暴力
非常識な性行為を強制したりする性的暴力
同じ世帯でありながら著しく生活費を制限するなどの経済的暴力

また、DVは「何かをする」だけでなく「何かをしない」ことでも該当します。

極端な無視や無関心でパートナーを傷つける。
一般的に不自然なくらい、パートナーとの性的関係を避ける。
家事や育児を極端なくらい怠るなどです。

このほか異常なまでの束縛や、
本人が嫌がる画像をインターネットにあげる、
「別れたら死ぬ」といった相手にプレッシャーを与えるようなやりとり
などもDVに該当します。
 
 
 
【DVに会わないために】
自分がDVをしないことは大前提。

そしてあなたがDVの被害者にならにようにしましょう。

被害者にならないためには
DVをするような人とは関わらない。これに尽きます。
 
 
 
【なぜDVは起こるのか?】
なぜDVが成立してしまうのか。それは
個人のの常識を世の中の常識と勘違いしてしまう。
という問題に帰結します。

「体にあざができるくらい殴られる」というのは世間的にはどう考えてもおかしな状況です。
でもそれが当人にとっては「ありえること」と思ってしまうのです。

でも加害者は「お前が悪いことをしたからしょうがないんだ」と自分の主観をあたかも客観的な物事のように言います。

被害者は「あざできるくらい叩かれることもあるんだ」と変に納得してしまうのです。

個人の常識は周りの非常識なのです。
 
 
 
【洗脳されるな】
DVをする人は言葉や態度を巧みに使ってあなたを洗脳しようとします。

世の中はこうなんだ。
普通はこうだ。
大人ならこうあるべきだ。
お前のためを思って言っている。

様々な方法で「自分の考え」を「世界中の考え」のようにあなたに吹き込みます。

DVの被害者は「これはDVじゃない」と思わされてしまうのです。
 
 
 
【DVだと気づくことが大切】
私はDVに遭っていると自覚することは大切です。

こういうことは他の恋人でもよくあること
私が悪いからしょうがない
相手は根はいい人なんだ

自分の洗脳された常識に縛られないように気をつけましょう。

よくDVをする人を、「本当はいい人」と弁護する被害者の人がいます。

「DVをするけど本当はいい人」はダメなんです。
だって「DVもしないし、いい人」が普通なんですもん。
みんな「DVもしないし、いい人」と付き合ったり結婚したりしてるんです。
DVをした時点で「いい人」ではありません。

DVの被害に遭わないためにはそのくらい割り切って考えないといけません。
 
 
 
【自分たちの「当たり前」を疑おう】
恋人や夫婦とは良くも悪くも閉鎖された環境です。

自分たちの常識を疑いましょう。

常識や価値観の風通しが悪いところにDVは生まれます。

パートナー以外に自分のことを話せる人を作ることも大切です。
一人で悩まないで誰かに相談しましょう。
相談する人は友達でも親でもいいですし、病院などの専門機関でもいいでしょう。

発達障害やそのグレーゾーン、コミュニケーションが苦手な人の場合、自分の常識に自信が持てなくなることがあります。
そういうときは一人で悩まず誰かととにかく話してみる、相談することが大切です。
 
 
 
【これってDV?】
最後に「これってDV?」と立ち止まって考えた方がいい例をあげておきます。

☑暴力を振るわれる

☑机を叩く、物を投げるなど直接的ではないが暴力的な行為で威嚇してくる

☑特殊な性的行為を強要してくる

☑「これは常識だから」と言って合理的でない物事にたくさんの時間と労力を何度も要求してくる

☑自分は棚に上げて、パートナーに対して衣食住に極端な制限を与える

☑お金をもっともらしい理由で取っていく

☑相手から過度に金銭を与えられ、あとからそれをネタに脅迫される

☑自分がいかに正しいかということを説明され、考えを否定され続ける。

☑他の人と会うことを極端に制限される

☑他人に見られたくない写真を撮られ、事あるごとにネットに公開すると脅される。あるいはそのような言動をほのめかす

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