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医療・福祉・療育コラム

業務独占とは? 名称独占とは? その違い

投稿日:2017-04-03 更新日: 2018-03-05

業務独占名称独占という言葉についてです。

世の中の仕事には資格が必要なものがあります。
「あったらいいな」というレベルではなく、「ないとこの仕事はできない」といった職種があります。

特定の免許がないとできない業務は、業務独占や名称独占という法律が適用されていることがあります。
 
 
 

業務独占とは?

 
許可された人しかその業務をしてはいけないということです。
例えば医者。手術は医師免許を持った人しかできません。
ブラックジャックは優れた技術を持っていますが、医師免許を持っていないので公には医療行為ができません。
たとえどんなに技術が優れていても、免許がなければそれをしてはいけません。これが業務独占です。

業務独占の対象の資格や業務は、一般的にその資格や知識がないと危険を伴う仕事に多いです。
 
 
 

名称独占とは?

 
業務独占より独占力がゆるい(?)のが名称独占になります。
その業務自体は誰がしても良いですが、名称が制限されます。

例えばリハビリ職種である理学療法士
彼らがやっているようなリハビリは免許がない人がしても違反ではありません。
しかし「今から理学療法をやりますね」など自分がやっていることが理学療法であるということを明言することができるのは理学療法士の資格を持っている人だけです。資格を持っていない人は公的にそれが理学療法であると言えませんし、「運動しますね」などぼやっとした説明しか本来ゆるされません。

補足記事:理学療法士とは?

名称独占の話から派生して、
自閉症などの療育においてしばしば登場する作業療法士言語聴覚士
彼らの業務も名称独占です。

近年、発達障害児の支援機関は少しずつ増えています。
一方で、発達障害児の療育は作業療法士や言語聴覚士の資格を持っていない人がやっても違法ではありません。

そのため支援機関には有資格者もいれば無資格者もいます。

ですので療育のスタッフが「作業療法」や「言語聴覚療法」をしていることを公的に認めていれば、作業療法士や言語聴覚士の資格を持った人が療育をしていることになります。
一方で、「作業療法」や「言語聴覚療法」という名称が出てこない場合は資格を持っていないか、あるいは資格を持っていてもその機関に医師がいない可能性があります。

理学療法士や作業療法士、言語聴覚士がリハビリや療育を行うためには医師の処方が必要です。

関連記事:言語聴覚士とは?
 
 
 

業務独占と名称独占の違い

まとめます。

業務独占は資格を持った人でないとその行為ができません。
医師や弁護士が業務独占資格にあたります。

名称独占は資格がなくてもその行為はできますが、その名称を名乗ってはいけません。
理学療法士や介護福祉士、調理師がこれにあたります。

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