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発達検査を実施の仕方で分類してみる

投稿日:2017-07-01 更新日: 2017-08-05

子供の成長にはいろいろな側面があります。
運動の発達、器用さの発達、感覚の発達、言葉の発達、知能の発達etc

いずれの発達も見た目だけで判断できるものではありません。
時には客観的な検査が役立つことがあります。

世の中には様々な検査があります。
とりわけ、子供の成長や現状を把握する検査を発達検査と言ったりします。

発達検査で一番先に思いつくのはまず知能検査でしょう。
しかしその子の能力を細かく見る場合、運動発達や言語発達などいろいろな細分化された検査も存在します。

世の中にはいろいろな発達検査があり、実施の仕方もそれぞれです。
今日は発達検査を実施の仕方に着目します。
 
 
 

検査実施のパターン

 
検査の実施のパターンは大きく分けて3つあります。

ひとつは観察所見
もうひとつは実際に課題を解いてもらうパターン。
さらにこれらの中間として、
遊びや作業を提案しそれを行ってもらうパターン

例えば観察所見の場合、チェック項目が多ければそれだけ煩雑ですし少なければ容易です。
ですのでどの形式が簡単で難しいかというのはその検査によります。
 
 
 

観察所見

 
観察所見はこちらの指示を聞いてくれないお子さんに対しても実施が可能なので、いろいろなお子さんにとることができます

普段の様子は検査室での様子を見て、検査者が判断していきます。
家庭の様子は父母への問診という形で情報収集される場合もあります。

観察所見が主である検査の代表に
遠城寺式乳幼児分析的発達検査が挙げられます。
他には自閉症を対象とした検査であるCARSも観察所見が主です。

補足記事:遠城寺式乳幼児分析的発達検査とは?
補足記事:CARSとは?

 
 
 

実際に課題を解いてもらう

 
実際に課題を解いてもらう検査は一番「検査っぽい」検査です。
机の上で検査者とお子さんの1対1で行うものが多いです。

実際に課題をその場で解いてもらうので子供の実力がダイレクトにわかります。
そのため客観的な数値を出しやすい検査形式です。

一方で課題を実施するにあたっては検査ごとの実施手順を検査者はきちんと把握する必要があります。
難易度が高い検査だと実施するのも一苦労だったりします。
 
 
 

遊びや作業を提案する

 
発達検査というと絵を見て指をさしてもらったり、
紙に鉛筆で書いてもらったりするイメージがありますが、
遊びや作業の中から評価する検査もあります。

例えば積み木を使って何かを作る。
ねんどやシャボン玉、ぬいぐるみを使う。

これらは観察所見形式と実際に課題を解いてもらう形式のいいとこどりと言えるでしょう。

観察所見は実際に課題を出すわけではないのでどうしても結果の正確性に限界があります。
一方で実際に課題を解いてもらう形式は子供にとっていかにも「お勉強」っぽくて嫌がるお子さんもいます。

遊びや作業を通した検査は子供の実力を直接評価しつつ、
子供が取り組みやすいので実施がしやすいところはいいところです。

ただし子供が取り組みやすいイコール実施が簡単かというとそうではありません。
実施者は各道具を正確かつスムーズに扱えないといけないですし、子供の様々な遊びを評価できる知識が必要になります。
また、実際に遊びの雰囲気を出せる検査者の演技力も必要です。

遊びや作業を通して行う検査の代表的なものに、
自閉症の評価を行うPEP-3などがあります。
 
 
 
関連記事:発達検査を実施する上での難易度の判断基準

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