Sewisdoms

セイウィズダム 育児と医療とコミュニケーションスキル情報サイト

構音

子供の滑舌 「さしすせそ」(サ行)の発音の仕方

投稿日:2017-05-13 更新日: 2017-05-13

「ありがとうございまちゅ」「じゅーちゅのむ」

「さしすせそ」の音が「たちつてと」や「ちゃちゅちょ」になる。
「サ行」が「タ行」になる発音は幼児の滑舌にはよくあることです。

子供の滑舌というものはある程度は自然に上達するものです。
一方で、苦手な場合は適宜練習が必要な場合もあります。

補足記事:子供の発音は何歳まで様子を見て、何歳から練習させたほうがいいのか?

今日は「さしすせそ」つまり「サ行」の音の発音の仕方を見てみましょう。
 
 
 

「さ・す・せ・そ」と「し」

 
まず、「さしすせそ」はローマ字で書くとそれぞれ
「sa shi su se so」となりますね。

「し」だけ「sh」でつづりが違いますね。

発音も同様で、
「さ・す・せ・そ」と「し」は発音の仕方が異なります。

「さ・す・せ・そ」については「sa su se so」、
つまり「s」の音と各母音の音の口の形を作ることで発音できます。

補足記事:子供の滑舌の練習は、ローマ字で考えるとわかりやすい。
 
 
 

「さ・す・せ・そ」の「s」

 
「さ・す・せ・そ」に使われる「s」の音は、専門的には無声舌尖歯茎摩擦音(むせいぜっせんしけいまさつおん)と言います。
名称だけだとわかりにくいですね。

もう少し丁寧に書くと、
「s」は声帯を動かさず(無声)、舌の先っぽ(舌尖)と歯ぐき(歯茎)を使って口から細く長く息を出す(摩擦)音だということです。

人が「さすせそ」を発音するときは上記の口の動きが無意識に行われているわけですが、いざ文字に書いても実感しにくいですね。

もう少しわかりやすくするため、「タ行」と比較してみましょう。

例えば「た」と声に出すと、舌の先っぽと上の歯くっつきます。

次に、「さ」と声に出すと、舌の先っぽが上がりますが上の歯にはくっつきません。

すごくおおざっぱに言うと、
「さすせそ」の音は、舌先が上に上がるけれど、上の歯につくほどは上がらない音なのです。
これが「s」の音の特徴です。
 
 
 

「おさら(お皿)」→「おたら」

 
子供の滑舌によくありがちなのが「サ行」が「タ行に」なる発音。

「サ行」が「タ行」になるのは、舌先を少し上げればいいのに、力が入り過ぎて舌が上の歯についてしまうからです。
つまり舌先のコントロールが稚拙なのです。

正しく「さすせそ」を発音するには、舌先を上の歯につかない程度に正しく上げることが必要です。
 
 
 

「し」の音

 
「し」はサ行の音の中でも特殊な音で、ローマ字で書くと「shi」。
「sh」の音は「s」よりも舌のちょっとだけ後ろが上がる音です。

「s」は舌先を上げる音なので、
「s」と「sh」は上げるべき舌の位置が異なります。

-構音

関連記事

子供の発音は何歳まで様子を見て、何歳から練習させたほうがいいのか?

子供がしゃべり始めた頃。小さい頃の発音は稚拙でかわいらしいものです。 しかしながらそれが長く続いたり、周りの子と比べ始めると親としては不安な気持ちも出てくるでしょう。 「かめ(亀)」が「ため」になる。 …

構音障害における構音の誤りや異常構音まとめ

発音のことを医学的には構音と言います。 構音の改善のためのトレーニングを構音訓練と言います。 構音訓練では、その人がどのように音を誤っているのかの把握が大切です。 構音における音の誤り方をまとめます。 …

構音障害とは?

構音とは医学的用語です。一般的には発音とほぼ同じ意味です。 構音障害とは狭義には発音の障害です。       【構音障害は3種類に分類される】 構音障害はいくつか種類があ …

【子供の滑舌】音の意識の練習

子供の滑舌は成長ともに成長していきますが、中には練習が必要な場合もあります。 発音の練習をすることを専門用語では構音訓練と言ったりします。       音の意識 &nbs …

カ行の発音練習(3)~「か」単発の音の練習~

発音のことを医学的に構音と言います。 発音の練習をすることを専門的には構音訓練と言ったりします。 個人差はありますが、 日本語において「かきくけこ」は比較的お子さんがつまづきやすい音です。 「かきくけ …