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まとめ 構音

構音障害における構音の誤りや異常構音まとめ

投稿日:2017-11-23 更新日: 2017-11-23

発音のことを医学的には構音と言います。
構音の改善のためのトレーニングを構音訓練と言います。

構音訓練では、その人がどのように音を誤っているのかの把握が大切です。

構音における音の誤り方をまとめます。

補足記事:機能性構音障害とは?
 
 
 

異常構音

 
構音障害には様々な原因があります。
通常とは異なる発音の仕方により正しい音が出ない状態を異常構音と言います。

異常構音には以下のようにいくつかの種類があります。

口蓋化構音

側音化構音

鼻咽腔構音

あくまで代表的なものであり、これらに該当しない舌の稚拙さや様々な原因により構音障害は起こります。

原因は様々ですが、では具体ていに症状としてどのような構音の誤りがあるか見ていきます。
 
 
 

置換

 
置換(ちかん)は構音の誤り方として最も基本的な誤りと言えます。

置換は出したい音が別の音になってしまう状態です。

「かば」→「ば」のような状態です。
 
 
 

歪み

 
置換ははっきりと音が別の音に変わっています。
日本語の音が別の日本語の音になっているのです。

その一方で、確かに音は変わっているが、じゃあどんな音かと言えば説明しにくい。そんな誤りの状況があります。これを歪み(ひずみ)と言います。

歪みは本来の音とは違うが日本語の音には該当しない誤り方を言います。

ちなみに「歪み」は「ひずみ」とも「ゆがみ」とも言われます。
 
 
 

省略

 
ある音が別の音になることを「置換」や「歪み」と呼びます。
一方で、その音がなくなってしまう誤り方を「省略」と言います。

省略は文字通り、出すべき音が省略されている構音の誤り方です。

省略は特に機能性構音障害では
「さかな」→「かな」といった省略より、
子音の省略が多いです。

子音の省略とは、ローマ字で考えるとわかりやすいです。
「sakana」→「akana」のような例です。「s」が省略されています。

機能性構音障害では、「省略」は子音の省略が多いです。
反対に母音のみの省略はあまり見られません。

補足記事:子供の滑舌の練習は、ローマ字で考えるとわかりやすい。
 
 
 

音形の誤り

 
その音自体は構音できるのに、単語の文字数や前後の音の組合せによって正しい構音ができない場合があります。

音形の誤りには省略・同化・転置があります。

省略は、「あんぱんまん」→「あぱーまん」などです。

同化は前後の音の影響で構音の仕方が同じになってしまう状態です。
「あんぱんまん」→「あんぱんぱん」などです。
同化は両唇破裂音の影響が多いです。

転置羽音が入れ換わります。
「あんぱんまん」→「あんまんぱん」

音の形の誤りは、構音器官の運動の未熟さや音韻分解の不十分さが影響しています。

特別に難しい単語を除いては、
正常発達であれば音形の誤りは4歳以降に減少していきます。

補足記事:音韻意識とは?
 
 
 
<その他の記事>

「さしすせそ」(サ行)の発音練習(1)

子供の発音は何歳まで様子を見て、何歳から練習させたほうがいいのか?

勉強より有効な子供との遊び方~心の道具カリキュラムより~
 
 
 
 
 
 
【参考文献】
本間慎治『改訂 機能性構音障害』建帛社、2007年

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