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子供に「いくら」は何歳から食べさせていいか?~アレルギーと食品安全~

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子供に「いくら」は何歳から?


お寿司やお刺身、海鮮丼などでおいしい「いくら」。

いくらって何歳から食べさせていいものなのでしょう?

あくまで目安ですが、
いくらは3歳以降が食べ始めの目安になるかもしれません。

しかしながら、親にいくらアレルギーなどがあるといったいわゆるリスクが高いお子さんについては医師の指示を仰いだ方が無難です。

以下、もう少し詳しく。
 
 
 

魚は何歳から?


厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」によると、
離乳食の時期は4,5カ月~1歳半頃の期間とされています。
もちろん個人差はありますが。

この時期は当然ながら食材や調理方法を配慮します。

例えば白身魚は離乳食の食材として煮て使われることが多いです。

そういう意味では水産物は幼い頃から食べ始める食材と言えるでしょう。

しかしながら、生魚はどうでしょう?

「いくら」を摂取する場合、生で食べることが多いと思います。

刺身や生魚を食べていい時期って何歳くらいなのでしょう?

生魚の摂取時期について明確なルールはないものの、
例えばフランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)の資料によると魚介類の種類にもよりますが、

3歳未満のお子さんには生魚の摂取は避けることが望ましいとしています。
 
 
 

「いくら」と食物アレルギー

さて、子供がいくらを食べる上で心配なことの1つは食物アレルギーなのではないでしょうか。

「いくら」は蕎麦や卵、エビやカニ同様にアレルギーの発症の可能性がある食材とされています。

では「いくら」の摂取は何歳くらいからにしたらアレルギーの発症を予防できるのでしょう?

これは残念ながら
アレルギー防止のための適切な摂取時期というのはまだ解明されていません。

そもそも、
食べる時期を遅らせればアレルギーの発症リスクは下がるのでしょうか?

日本小児アレルギー学会をはじめ各種機関は
食べる時期を遅らせてもアレルギーの発症を予防できるわけではないと結論づけられています。

むしろ、ピーナッツなど一部の食材では他の食材同様に幼いうちから食べさせることでむしろアレルギーの発症リスクを軽減できるという報告もあるくらいです。

結局のところ
子供の食育は早ければいい遅らせればいいということではなく、ほどほどの時期にほどほどの物を食べることが望ましいわけです。
 
 
 

まとめ

以上のことからまとめです。

  • 「いくら」は生で食べることが多い食材
  • 離乳食の時期は4,5カ月~1歳半頃の期間
  • 離乳食の期間に生魚を食べる必要はない
  • 生魚は3歳以降の摂取が無難
  • 食べ始めを遅らせても、確実にアレルギーを予防できるわけではない
  • 親がアレルギーなどリスクがある子は医師の指示に従う


といったかたちです。
 
 
 

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参考資料

『授乳・離乳の支援ガイド』(厚生労働省)2018年5月25日検索

『フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、水産物を食べることについて勧告及び提言を発表』食品安全委員会)2018年4月30日検索

『1歳半児の咀嚼力と養育者の児への食事提供の実態』厚生労働統計協会)2018年5月6日検索

『歯・口の健康づくりの理論と基礎知識』(文部科学省)2018年8月7日検索

『歯の健康』(厚生労働省)2018年1月6日検索

『幼児の咀嚼機能発達支援を通した口腔機能発達をめざす 食育プログラムの効果』(日本食育学会)2018年10月25日検索

『食物アレルギー』(厚生労働省)2018年5月25日検索

『食物アレルギー診察ガイドライン2016 第4章 予知と予防』(日本小児アレルギー学会)2018年5月25日検索

『離乳期早期の鶏卵摂取は鶏卵アレルギー発症を予防することを発見』(国立成育医療研究センター)2018年5月25日検索

『食物アレルギーの発症要因と耐性化』(日本内科学会雑誌第102巻第3号)2018年12月1日検索

『Ⅱ 栄養食事指導』(食物アレルギー研究会)2018年12月1日検索

『よくわかる 食物アレルギーの 基礎知識』(環境再生保全機構)2018年12月1日検索

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