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IT支援コラム

意思伝達装置とは

投稿日:2016-10-20 更新日: 2017-05-10

特別支援教育や障害者のIT支援において時折登場する意思伝達装置(重度障害者用意思伝達装置とも言います)。
 
 
 
【どんな機器か?】
パソコンなどのIT機器の中でも
・重度の身体障害者の操作に対応(1スイッチ操作など)
・補装具として、公的な補助により購入できる

を特徴とした支援機器です。

また意思伝達装置はパソコン上での文字入力などデジタルな活動を主にしますが、機器によっては、
・プリンターによって文字を紙媒体に表出する
・多目的な赤外線リモコンによ、(パソコンを介して家電製品を操作できる(テレビ、エアコンなど)

など物理的ないしアナログな活動もできます。
 
 
 
【補助の対象は?】
先述の通り、意思伝達装置は公的な補助が受けられます。(つまり購入の際に補助金が出ます。)

いずれかの要件を満たすことが必要です。
・特定の疾患であることALS(筋萎縮性側索硬化症)など
・障害者手帳の1級ないし2級
※両上下肢機能の全廃(1級)と音声言語機能喪失(3級)両方を満たす。

つまりイメージとしては、腕や足でスイッチをなんとか押せるくらいの活動しかできず、かつしゃべることができない方といった障害状況です。
 
 
 
【導入の流れは?】
順番は前後する場合もありますが、することは概ね以下の内容です。

・市町村区への問い合わせ
・医師に意見書を書いてもらう
・業者との見積もり
・審査(市町村区、更正相談所)
※文字をスキャン方式で打てるかなど、簡単な視察がある場合も。

 
 
 
【その他】
・障害者手帳の等級を満たしても、必ず補助が受けられるわけではない。(所得制限や本人の状況)

・給付限度額は45万円
 (もちろん、選んだ機器が45万円以下ならその額です。)
 (本体だけでなく、スイッチなども込みの値段です。)

・耐用年数は5年を想定。
 (つまり5年経ったら再度申請できる。通るかどうかは別として。)

-IT支援コラム

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