生真面目な人や切り替えが苦手な人は
常に0か100という極端な思考や行動になってしまいがちです。
これらは完璧主義とも言われたりします。
0か100でしか行動できないと知らず知らずのうちにストレスがたまり、ふいにそれが爆発し収集がつかなくなるということになりかねません。
自分をコントロールするということには2つの側面があります。
一つは自分を律すること。
すべきこと、考えるべきこと、とるべき行動。
これらをストイックにこなしていくことです。
もう一つは妥協すること。
休憩をはさむ。他人に譲ってあげる。余裕をつくる。
律することも妥協することも、
常にどちらかだけしかしないのであればそれほど難しいことではないかもしれません。
しかし、人生において重要なのは
律することと妥協することのバランスをとることです。
このバランスを保つことが最も難しいのです。
世の中にはストイックすぎる人がいます。
常に頑張り続けて、手を抜くことを知らない。
そうして身体を壊す人も少なくありません。
反対に、自分に甘すぎる人もいます。
いつまでもずるずるだらだらと行動に移せない。
不必要な休憩。
人は一度休むといつまでも休みすぎてしまうものです。
頑張るところは頑張り、適切なところで休む。
この塩梅が社会で生きていくためには大切です。
しかしこの塩梅が難しい。
先ほど書いた通り、人は頑張ると頑張り続けてしまうし、
妥協すると妥協し続けてしまうからです。
物事に頑張って取り組んでいると、
休憩することやほどほどでやめることが怖くなります。
一度足を止めたら、再び走れないんじゃないだろうかと不安になるのです。
人は頑張るとき、必ずと言っていいほど自分にルールを課します。
毎日30分ランニングする。
毎週本を1冊読む。
毎晩1時間英会話の勉強をする。
大切なのは、
「頑張るルール」と共に
「休める条件」を定めることです。
日曜日だけはランニングを休む。
金曜日だけは必ず定時で帰る。
1週間で6時間以上眠る日を必ず3日作る。
自分は今このときは「休んでいいんだ」と
自分に許可を出せるようにするのです。
「~しなければいけない」と律するときは、
必ず「~してもいい」というシチュエーションを準備しておくのです。
そうすることで、精神や身体を安定させつつ目標のためのプロセスに取り組むことができます。