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吃音

【吃音の症状】随伴症状の種類

投稿日:2017-05-12 更新日: 2017-05-12

吃音の症状は実際の発話だけにはとどまらない場合があります。
しゃべりに関わる症状以外で、身体の動きに影響が出ているものを随伴症状と言います。

随伴症状は略号はASCとされます。
随伴症状はその内容によりⅠ~Ⅴの5段階あります。
 
 
 

ASC-Ⅰ

 
1段階目は発音に必要な身体の部分の、必要以上の動きです。

音に必要な身体の部分とは、
唇や舌、声帯や顎の動きなどです。

随伴症状のⅠは、
舌打ちや不必要な口の開閉、必要以上に舌が出るなどです。
声が出ず、あえぐような様子もこれにあたります。
 
 
 

ASC-Ⅱ

 
2段階目は顔面部の、必要以上の動きです。
発音には直接関係ない顔の部分が動いてしまう状態です。

必要以上、不自然な
しかめっ面やまばたき、目を強く閉じる、鼻孔をふくらませるなどです。
 
 
 

ASC-Ⅲ

 
3段階目は首や頭などの必要以上の動きです。

首を前後左右に動かしたり、過剰に首を傾げたりなどです。
 
 
 

ASC-Ⅳ

 
4段階目は体幹の必要以上の動きです。
体幹とは胴体の部分です。

過剰にのけぞる、前屈みになるなどがこれにあたります。
 
 
 

ASC-Ⅴ

 
5段階目は四肢の必要以上の動きです。

手足を必要以上に振る、拳を過剰に握りこんでいる、
手で自分の体や顔を叩くなどです。
 
 
 

まとめ

 
各段階を見てみるとわかるように、
随伴症状は口の周辺からだんだんと広がるように段階が進んでいきます。

段階が進むにつれ身体の動きは大きくなるので目立ちます。

随伴症状は吃音の比較的初期段階では見られないので、
随伴症状の有無も吃音の進行状況を見る目安になります。

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