子供とメディア

子供の正しいテレビの見せ方・間違った見せ方

投稿日:2017-03-16 更新日: 2018-01-27

テレビは娯楽の代表的なもののひとつですね。
スイッチをつければ大人から子供まで楽しめるいろいろな番組があります。

時として戦場のようにあわただしい子育て。
子供が小さいうちはそのにぎやかさに目を回すお母さんも多いでしょう。

そんなとき、家事や自分の時間に集中するためテレビに子供の相手をしてもらうお母さんも多いのではないでしょうか?
 
 
 
【テレビは良い?悪い?】
テレビは教育に良いのか悪いのかという議論ですが、
テレビ自体に良い・悪いはありません。大切なのはその使い方です。

ではテレビはどのように使ったらよいのでしょうか?
 
 
 
【テレビは1日何時間?】
テレビは子供に1日どれくらい見せても大丈夫なのでしょうか?

子供の年齢にもよりますが1日1時間程度の視聴なら悪影響はないでしょう。

小学生になると宿題など具体的な勉強も始まりますが、
勉強時間に影響が出始めるのはテレビを1日2時間以上視聴しだしてからです。

1日1時間程度のテレビ視聴は、見ようが見まいが勉強時間にさして影響はありません。
 
 
 
【テレビは何歳から?】
テレビは何歳から見せても大丈夫なのかというのは気になるところです。
しかし、何をどのくらいの時間見せるのかで解釈は異なるので一概に言えない部分が多いでしょう。

テレビは何歳からじゃないとだめということはありません。
大切なのは適切な時間と内容です。

子供が負担にならない時間内にし、子供が理解できる内容にしましょう。

一般に、人間の目は5歳頃に大人と同じかそれに近い見え方になります。
そして小学校半ばから高学年にかけて目の発達が安定していきます。

テレビは離れて見て、見た後は休憩をとる。
テレビばかり見ず、外で景色を見たりいろいろな物を見る。
これらは何歳になっても大切なことですが、上記の視覚発達を踏まえると小学校やそれ以前のお子さんは特に配慮してあげる必要があるでしょう。
 
 
 
【テレビはコミュニケーションツール】
子供にテレビを見せる上で大切なのは、それがコミュニケーションツールになっているかという点です。

5歳前後なると、子供は前後関係を意識して過去のことを話せるようになってきます。
見たテレビ番組を後から説明できるようになってくるのはこの時期です。

テレビを見るならただ漫然と見せるのではなく、
テレビを話のネタとして子供と会話することが重要です。

過去に自分が見聞きしたものを順序立てて話すというのはとても大切な能力です。
そのような能力を育てるきっかけに利用してみましょう。
 
 
 
【テレビで言葉は増えるのか?】
子供の言葉の発達に、テレビは良いのでしょうか悪いのでしょうか?
子供がテレビを見ることで、子供の言葉は増えるのでしょうか減るのでしょうか?

結論としては、
テレビが子供の言葉の発達に害を及ぼすわけではありません。
しかしテレビを一人で見るより人と関わったほうが子供の言葉は増えます。

これは子供の発達を促すような教育テレビであっても同様です。

その理由としては、言葉をたくさん聞かせるより、その子が発した言葉に周りの大人がリアクションするほうが子供の言葉は増えるからです。

自分が発した言葉に周りが反応してくれる。その喜びが「もっと話したい」という欲求につながり、結果子供の言葉は増えていきます。

この「子供の発話に応じて反応する」ということがテレビではできません。
テレビは一方的に音声と映像が流れるだけですからね。

また、口の動きも重要です。
特に赤ちゃんの頃は人の口の動きを見て発音の仕方を学習します。
アニメや、ぬいぐるみが話すような教育番組は口の動きを見て発音を学習することができません。

例えば「ママ」「パパ」は上の唇と下の唇をくっつけないと出せない音です。
このような発音の仕方は、無意識ですが赤ちゃんの頃に耳で聞いて目で見て覚えます。
周りの大人が発音のお手本なのです。
 
 
 
【暴力的なテレビで暴力的になるのか?】
過激な表現や暴力的な表現のテレビを子供に見せることを嫌う親御さんも多いでしょう。

暴力的なテレビを見せられたお子さんは、そういうテレビを見せてないお子さんより暴力的になるのでしょうか?

答えはNOです。

教育テレビ、子供向けのアニメ、暴力的な描写がされた番組。
子供の気質の与える影響の度合いは大して変わりません。

なぜなら、ほとんどのテレビ番組は子供がわかるように物事の因果関係を説明していないからです。

例えばアンパンマン。
バイキンマンがみんなを困らせたことに対してアンパンマンが話しあって解決したことは何回あるでしょうか?
アンパンチをしたあとに、バイキンマンを殴った理由をバイキンマンにアンパンマンが説明するシーンがあるでしょうか?
このように考えると、アンパンマンというアニメは既定の時間の中でほとんど「殴って解決して終わり」であることがわかります。

これはアンパンマンというアニメが良い悪いという話をしているのではありません。
一般的にテレビは大人が思うより物事の説明を省いているということです。
そして子供は大人が思う以上に、テレビの部分部分しか見ていないということです。

 
 
 
【まとめ】
以上を踏まえ、正しいテレビの見方についてまとめてみます。

☑テレビは1日1時間程度。

☑見た後は休憩を取りましょう。

☑テレビを見るなら、その話題で家族で会話をする時間を設けましょう。

☑子供が話すテレビの内容に耳を傾けましょう。

☑子供向けのテレビ番組も、思った以上に因果関係を省いています。
大人が登場人物の心情などをそれとなく教えてあげましょう。

上記を念頭におけば、テレビを見ることは決して悪いことではないでしょう。

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