Sewisdoms

セイウィズダム 育児と医療とコミュニケーションスキル情報サイト

構音

カ行の発音練習(3)~「か」単発の音の練習~

投稿日:2017-12-28 更新日: 2017-12-30

発音のことを医学的に構音と言います。
発音の練習をすることを専門的には構音訓練と言ったりします。

個人差はありますが、
日本語において「かきくけこ」は比較的お子さんがつまづきやすい音です。

「かきくけこ」の構音訓練についての続きです。

前回の記事:カ行の発音練習(2)~うがいの練習~
 
 
 

うがいから「が」へ

 
前回までで、ガラガラうがいをマスターしたことと思います。

水を使わず、うがいをちょっと大げさに声を出しながらしてもらうと
「がらがらがら・・・・」となると思います。

うがいの動作をだんだん短くしていきます。
お子さんと指導する方が一緒にやるとスムーズでしょう。
「がらがらがら・・・」
「がらがら・・・」
「がっ」
 
 
 

「が」から「か」へ

 
これで「が(ga)」に近い音が出せるようになりました。

今度はこの「が」を「か」にします。
「が」と「か」の違いはなんでしょう?
「が」と「か」の違いは声帯が振動するかしないかです。
「が」は声帯が振動し、「か」は声帯が振動しません。

とはいっても、お子さんに「声帯を振動させないようにしてみて」なんて言っても「??」って感じですよね。

「こそこそ話するみたいにしよっか」などささやき声を促します。
すると「か」が促しやすいです。

ちなみに「が」がかなりきれいに出て、「か」がかなり難しそうな場合は「が」の音の練習からはじめてもOKです。
これはお子さんの状況によります。
 
 
 

「か」の音を安定させる

 
さて、ここまでの段階で「か」が少しずつ出てきました。
今度はこの「か」の音を安定させていきます。

「か」は声帯が振動しない音です。
力んでしまわないように気をつけましょう。

優しく、けれど空気を勢いよく出す感覚が「か」の発音につながります。

うがいのときを思い出すように上を向いてみたり、
指導者が実際に「か」を言ってみたりしながら、
「か」の発音練習をしていきます。

そうやって普通の体勢で普通のタイミングで「か」を出せるようにしていきます。
 
 
 

さらに安定させる

 
「か」が出せるようになったら、さらに安定して出せるようになりましょう。

「かかか」繰り返してみたり
「かーー、かーーー」伸ばしてみたり
「かーかかかー」いろいろ組み合わせたり。

その他、速くしたり遅く言ったり。

いろいろなバリエーションで言えるようになりましょう。
 
 
 

母音を組み合わせる

 
「か」が単発で上手になったら、いよいよ他の音と組み合わせます。

音はそれだけ言えるようになっても実用的ではありません。
会話をするとき、私達は様々な音を連続的に言っているからです。

まずは簡単な母音と組み合わせていきましょう。

補足記事:「あいうえお」(母音)の発音の仕方

「か、あ」というように「か」と母音を言っていきます。
「か、い」、「か、う」、「か、え」、「か、お」

慣れたら速くします。
「かあ」、「かい」、「かう」、「かえ」、「かお」

今度はひっくり返します。
はじめはゆっくり、次第に速く。
「あか」、「いか」、「うか」、「えか」、「おか」

最後は母音で挟みます。
「あかあ」「いかい」「うかう」「えかえ」「おかお」

これらを安定して明瞭に、様々なスピードで言えるようにしていきます。

なぜ前後や真ん中に「か」を挟むのかは以下を参照ください。

補足記事:苦手な音がどこにくるかで発音の難しさは変わる
 
 
 
ここまでが「か」の音の単発レベルでの練習となります。

続きは次回に。

次の記事:カ行の発音練習(4)~単語の練習~
 
 
 
 
 
 
その他の記事
 
子供の滑舌の練習は、ローマ字で考えるとわかりやすい。ローマ字日本語発音練習法

子供の発音は何歳で完成するのか?

「さしすせそ」(サ行)の発音練習(1)

-構音

関連記事

早口言葉が言えるようになるのは何歳か?

早口言葉で遊べるのはおおむね7歳前後です。     【目次】 1. 早口言葉 2. 早口言葉は何歳? 3. 発音ができる時期 4. 文章の暗記と復唱ができる時期 5. まとめ 6. …

カ行の発音練習(4)~単語の練習~

発音のことを医学的に構音と言います。 発音の練習をすることを専門的には構音訓練と言ったりします。 「かきくけこ」の構音訓練についての続きです。 前回の記事:カ行の発音練習(3)~「か」単発の音の練習~ …

子供の滑舌 苦手な音がどこにくるかで発音の難しさは変わる

「おやつ」が「おやちゅ」になる。「おさかな」が「おちゃかな」になる。 子供のあどけない発音はかわいいものですが、それと同時に子供の発音の上達も親の関心ごとの一つでしょう。 一般に日本語の音の発音は5歳 …

構音障害とは?

構音とは医学的用語です。一般的には発音とほぼ同じ意味です。 構音障害とは狭義には発音の障害です。       【構音障害は3種類に分類される】 構音障害はいくつか種類があ …

子供の滑舌の練習は、ローマ字で考えるとわかりやすい。ローマ字日本語発音練習法

子供の稚拙な発音はかわいいものですが、それが長く続きすぎると心配になってくるのも親心でしょう。 子供は誰しも舌足らずな子供特有の発音の時期を経て、次第に日本語の音の出し方を学んでいきます。 そしてその …