構音

「さしすせそ」(サ行)の発音練習(6)~「し」の練習~

投稿日:2017-06-17 更新日: 2018-11-18

子供の発音練習についてです。
発音練習のことを医学的には構音訓練と言ったりします。

前回までで「さ・す・せ・そ」の音をマスターしました。

前回の記事:「さしすせそ」(サ行)の発音練習(5)

今回は「し」の音について考えていきます。
 
 

 
 
 

「し」の音ってどんな音?

「し」の音は「さすせそ」に比べて舌が少し後ろに下がる音です。
「し」は音声学的にはどちらかというと「さすせそ」より「しゃしゅしょ」の仲間になります。


舌がどの位置で上がるかで音は変わりますが、
「し」の場合は歯のすぐ後ろ、硬口蓋(こうこうがい)の部分になります。

「さすせそ」より舌を後ろにして上げる感覚で空気を出していきます。
 
 
 

「し」の音の練習方法

基本は「す」やその他の音の練習と一緒です。

・聞き分けの練習
・単発の音
・単語
・文章

の過程で進めていきます。
 
 
 

練習のポイント

先述の通り「し」の音は「さすせそ」に比べて舌が少し後ろに下がる音です。

そのためこれまでのサ行の音である「さ・す・せ・そ」とは舌の動きが微妙に異なります。

「さ・す・せ・そ」と同じ舌の感覚でやっていては少し難しいかもしれません。

同じサ行の音として大雑把に考えず、「し」の正しい構音方法を習慣化していきましょう。

また、「さ・す・せ・そ」と「し」は似ているけれどちょっと違う音だからこそ、これらが近いところにある単語は比較的発音が難しい。

例えば「さしみ(刺身)」。
お子さんによっては「しゃしみ」などになってしまうかもしれません。

「さ・す・せ・そ」と「し」をしっかり区別して発音できるように目指します。
 
 
 

まとめ

以上でサ行の音の完成です。

このあとは苦手な場合は「しゃしゅしょ」など適宜他の音もやっていきます。

机上の練習と日常会話では状況が異なります。
日常会話で音が変わってしまう場合は、文章練習などを反復していきましょう。
本人の意識も重要です。

また気をつける点として、
音が出たからといってぱったりと練習をやめるより、時々復習しながら様子を見ていきましょう。

せっかく発音が身についても、急に練習をやめると前の状態に戻ることもありえなくはないので。

しっかりと習慣化していくことが大切です。
 
 
 

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