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構音

構音障害とは?

投稿日:2016-12-03 更新日: 2017-01-28

構音とは医学的用語です。一般的には発音とほぼ同じ意味です。
構音障害とは狭義には発音の障害です。
 
 
 
【構音障害は3種類に分類される】
構音障害はいくつか種類があります。

・運動障害性構音障害
・器質性構音障害
・機能性構音障害

構音障害は単に発音だけでなく、リズムやイントネーション、話す速さの調整などが難しい場合も含みます。
 
 
 
【運動障害性構音障害とは?】
ディサースリア(Dysarthria)とも言います。

人の動きは脳の神経の命令によって行われます。
脳血管障害などで発音に関係する脳神経が障害されて発音がうまくできなくなった状態を運動障害性構音障害と言います。

脳卒中の後遺症などに見られます。
 
 
 
【器質性構音障害とは?】
脳神経が障害される運動障害性構音障害に対し、器質性構音障害は発話に必要な器官そのものが障害されます。

発話に必要な器官とは舌や唇、声帯などです。

器質性構音障害の例として口蓋裂があります。
口蓋裂とは口蓋(口の中の上のほう)が切れてしまっている障害です。
 
 
 
【機能性構音障害とは?】
特に病変がないのに構音が障害されているパターンです。

原因不明とされていますが、理由としては
・口の動かし方の不器用さ
・本人の癖
などが考えられます。

知的障害などにより口の動かし方が不器用で発音がうまくできないケースは機能性構音障害に当てはまります。

しかしながら知的に障害がなくても上記のように本人の癖やたまたま滑舌が不器用ということもあります。
 
 
 
【その他の構音障害】
構音障害の主な種類は上記の3つですが、
補足として難聴に伴う構音障害というものがあります。

人は自分の耳で自分の声を聞いて発音や声量を調整します。
難聴により自分の声が聞き取りづらいと発音に少なからず影響が出ます。

補足記事:難聴は発音にも影響する。

 
 
 
【構音障害は治るのか?】
構音障害の治癒には個人差があります。
残る場合もあるしかなりの部分治る場合もあります。

運動障害性構音障害や器質性構音障害についてはまず可能な範囲で手術などの治療をします。
その後、発音に関するトレーニングを行います。

機能性構音障害は先述の通り特に病変はないので手術など治療はありません。
発音に関するトレーニングを行います。
 
 
 
【構音障害はどこでトレーニングする?】
構音障害に関する手術はもちろん病院で行います。
そしてトレーニングはリハビリとして医療機関で行います。

手術をした所と同じ病院で行う場合もありますし、リハビリ専門の病院で行うこともあります。

子供の機能性構音障害については病院だけでなく、地域の発音教室がある場合もあります。
 
 
 
【構音障害は誰がトレーニングする?】
構音障害のリハビリは主に言語聴覚士が行います。

先述した発音教室などは必ずしも言語聴覚士がいるわけではないので注意が必要です。

補足記事:言語聴覚士とは?

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