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お餅は何歳から食べさせていいのか?~子供の咀嚼能力と窒息事故の実情~

投稿日:2019-04-10 更新日: 2019-04-10


 
 

お餅は何歳から?

子供にお餅は何歳から食べさせていいものなのでしょう?

あくまで目安ではありますが、
子供にお餅を食べさせるなら3歳以降、もっと無難にいくなら5歳以降がひとつの目安になるのではと考えられます。

以下、これらの根拠を。

 
 
 

お餅を食べることと子供の咀嚼能力の発達

なぜ子供にお餅を食べさせることが不安かと言えば、子供の「食べる力」が未熟だからですよね。

「食べる力」が未熟ゆえに、子供にお餅を食べさせるときは「窒息」や「誤嚥(ごえん)」が心配です。

比較的食べにくい食材であるお餅。

子供の噛む力は、どのように成長していくものなのでしょう?

物を上手に噛むには奥歯(臼歯)の力が必要不可欠ですね。

厚生労働統計協会にある論文を参考にすると、
臼歯が物を噛むことを営むようになるのは一般に1歳8カ月以降と言われています。

さらに、臼歯が生えそろうのは2歳6カ月~3歳6カ月頃とされてますから、

子供は幼児期後半(3歳~6歳)に咀嚼能力が徐々に習熟していくわけです。

上記を参考にすると、
3歳以降ならお餅にトライしてみてもいいのかなと目安がわかってきますね。

 
 
 

お餅による窒息事故の実情

次に、お餅による窒息事故の実体を確認してみましょう。

厚生労働省の調査によると、
食品による窒息事故で最も多い食材は「お餅」です。

やはりお餅は油断できない食材ですね。

また、お餅による窒息事故で最も多い年齢層は高齢者です。

では、幼児あるいは子供の窒息事故の実体はどのようでしょう?

子供の場合、窒息事故が最も多い年齢層は1~4歳の時期です。

だから5歳以降なら安心かと言えばもちろん過信はいけないですが、少なくとも上記のデータはひとつの参考になりますね。

 
 
 

まとめ

子供にお餅は何歳から食べさせていいものなのでしょう?

食品による窒息事故で最も多い食材である「お餅」。

お餅を食べるにはある程度の「食べる力」が必要になります。

子供の咀嚼能力は幼児期後半(3歳~6歳)に徐々に習熟していくとされています。

一方で、
子供の窒息事故で最も多い年齢層は1~4歳の時期です。

以上を踏まえると、
子供にお餅を食べさせるなら3~5歳以降がひとつの目安になるかもしれません。

しかしながら、子供の「食べる力」の成長スピードは個人差がありますから、あくまで参考程度に。

その子自身の食べる力と見てあげながら、食べさせるときは子供から目を離さないようにしたいものです。

 
 
 

その他の記事

 
 
 

参考資料

『窒息事故の詳細分析について(食品①)』(内閣府)2019年3月21日検索

『「食品による窒息の現状把握と原因分析」調査について』(厚生労働省)2019年3月21日検索

『Ⅱ離乳編』厚生労働省)2018年1月6日検索

『1歳半児の咀嚼力と養育者の児への食事提供の実態』厚生労働統計協会)2018年5月6日検索

『歯・口の健康づくりの理論と基礎知識』(文部科学省)2018年8月7日検索

『歯の健康』(厚生労働省)2018年1月6日検索

『幼児の咀嚼機能発達支援を通した口腔機能発達をめざす 食育プログラムの効果』(日本食育学会)2018年10月25日検索

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