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「ルールは絶対ではない」という社会のルール

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社会の中で円滑に生きていくためには「空気を読む力」や「人の気持ちを考え共感する力」「自分を客観的に見てコントロールする力」などが必要です。

これらのトレーニングソーシャルスキルトレーニング(SST)と言います。
 
 
 

ルールのルール

 
世の中には様々な決まりルールがあります。

しかしながら、
この社会はルールさえ守れば何をやってもいいのかと言えばそうではありません。

ルールは守らないといけないときと守らなくていいときがあります。

一方でルールになくても守らないといけないことがあります。

ややこしい話しですが、
ルールにはルールがあるのです。
暗黙のルールとも言えます。

そう考えると、世の中複雑ですね。
私達はこの社会のルールをどのように捉えたらいいのでしょう?

ルールには原則があります。見ていきましょう。
 
 
 

ルールは絶対的なものではない

 
ソーシャルスキルの心得の一つとして、
「ルールは必ずしも絶対的なものではない」というものがあります。

ルールをきっちりいつでも守ることが常に正しいとは限りません。
時にはルールを破ってでも行動しないといけないときがあります。

例えば、働いている人には出社時間があります。
しかし通勤途中に目の前で血を流して倒れている人がいたら助けてあげた方がいいでしょう。
そのときに「遅刻するからあとで」とはできません。

ルールとはルーティン、つまり習慣です。
習慣通りではなく例外なことも人生にはあるのです。

 
 
 

ルールと善悪は別

 
ルールを守ることを私達は子供の頃から教えられます。
その中で、ルールを守ることが正しいことと認識します。
そしてルールが正しいことと感じます。

しかし実際は、ルールはただそこにあるだけです。
ルールと善悪は別物です。

善悪で言えば、私達は世の中が「善」ある社会になるよう努力はしています。
しかし必ずしもルールが「善」と直結しているわけではありません。

時と場合によってはルールは「善」になることも「悪」になることもあるのです。
 
 
 

成文法と不文法

 
成文法とは文章にされたルールです。
不文法とは文章にされていないルールです。

日本は成文法の国なので、ルールというと成文法を思い浮かべます。
しかしアメリカなど国によっては不文法のほうが影響力を持っている国もあります。

成文法はあらかじめ文章でルールを決めます。

一方で、不文法はその場の状況や過去の事例・判例から適切な判断を考えます。

成文法・不文法どちらがより影響力を持つかは国によって異なりますが、
社会で円滑に生きていくためには成文法・不文法どちらも必要でしょう。
 
 
 

不文法を考える

 
ルールというと文章化されたものを想像しがちです。
しかし世の中には文章化されていないルールがあります。

空気を読んだり暗黙の了解が苦手な人は、
文章化されていないルールがどんなものがあるか考えてみましょう。

規則にはないけれど、みんながやっていることはなんでしょう?
ルールを守るだけでは上手くいかない物事はどんなことがあるでしょう?

善か悪かは別として、それが不文法かもしれません。

先ほど、ルールは絶対ではないと書きました。
それはルールが成文法のみを想像しがちだからです。

本来ルールとはもっと広く捉えるものです。
成文法を意識すると同時に、不文法を把握する必要があるのです。

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