自分にその気がなくても、何気なくアップした写真や動画をきっかけに個人情報がばれる可能性があります。
個人情報を特定されるなんて芸能人だけと思ったら大間違い。
ふとしたきっかけで一般の人達だって特定の矛先が向くことも少なくないのです。
例えばあなたが写真を撮ってそれをネットにアップします。
その写真に住所がわかるような情報が入っていたら、あなたが自分の住所を言っていなくても不特定多数の人に住所がばれてしまいます。
世の中には写真や動画を元にその人の個人情報を特定する人がいます。
例えば写真にバス停が写っていたら、そのバス停の名前からおおよその場所を特定します。
その時点であなたはそのバス停の近くに住んでいるという推測を立てられます。
次にあなたの他の写真を見ます。
別の写真にコンビニが写っていたとします。
これも店舗を調べられます。
あなたの済んでいる場所はコンビニとバス停が近くにある場所とさらに特定されるわけです。
わずなか情報を組み合わせて、最終的にその人の住所やそのほか個人情報を特定してしまうのです。
特定する人は、なぜそんなことをするのでしょう?
相手が困ることはわかっているのに。
特定をする人は、わずかな情報から答えを導き出すのに楽しさを見出している場合が多いです。
ゲーム感覚に近いわけです。
ゲーム感覚だがら、達成することがおもしろいのです。
特定をする人は、他の人がびっくりするくらいの労力を平気で費やします。
例えばコンビニが写真に写ったら、
そのコンビニの全店をチェックするくらいです。
「これくらいじゃあ個人情報なんて特定できないだろう」と思っても、そうはいかないのです。
どんな情報で個人情報が特定されるでしょう。
まずは免許証や保険証はもってのほかです。
一発で特定されてしまうでしょう。
続いて学校の卒業証書。これもアウトです。
自分が写ってないからいいやと卒業アルバムなども油断してはいけません。
卒業アルバムから学校や卒業年度がわかると一気に特定が加速します。
持ち物についても、シリアルナンバーの写り込みなどは注意しましょう。
似たような物でも、ちょっとの特徴の違いで製造年月日の違いが浮き彫りになります。
製造年月日がわかればその人の世代の把握に役立ってしまいます。
家の中の写真をとって、そこにたまたま家り込んだ家電から地域などを特定されることもあり得ます。
家の外観・内観は、賃貸であれば不動産サイトで簡単に確認できます。
あなたの家の写真から、
不動産会社はどこか、地域はどこか、簡単に調べることができます。
リビングですら模様替えしてもわかる人にはわかります。
ですのであまりインテリアに手を加えないトイレや風呂、洗面所は個人情報を特定されやすい場所であると言えます。
ガラスや鏡は意図せぬものを写してしまうかもしれないので注意が必要です。
特に夜はガラスが鏡のように周りを写すので、気をつけましょう。
自分に個人情報をさらす気がなくても結果として不特定多数に個人情報が出てしまうのが特定の怖いところです。
特定の対象にならないためには、
特定を得意とする人達をあおらないこと。
特定の材料になりそうなものは些細なものでもネットにあげないこと。
こんなところです。