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【SST】冗談を本気にする人、本人は冗談のつもりでも周りには冗談になっていないこと

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発達障害の傾向がある方やコミュニケーションが苦手な人にとって冗談をうまく理解することは課題の一つです。

冗談はコミュニケーションを円滑にしてくれる反面、使い方を間違うとコミュニケーションを阻害します。
 
 
 
【言葉の意図】
冗談を本気にしてしまう人がいます。
社交辞令を真に受ける人がいます。
相手が気を使っていることをわからない人がいます。

言葉の奥にある真意がわからないのです。

言葉の意味ではなく意図をわかることは難しいです。
そしてその意図を読み取って自分の行動を調整するのはもっと難しいです。
 
 
 
【冗談がわからない】
冗談がわからないパターンは2つあります。

1つは相手の冗談がわからない。
冗談を真に受けて、怒ったり傷ついたり悩んだり実際にあれこれ行動したりしてしまいます。

そしてもう1つは自分だけ冗談だと思っている。
自分は冗談のつもりでも周りには到底冗談とは思えないようなことを言います。
不謹慎な発言になったりと人間関係のトラブルにつながります。
 
 
 
【言葉の2つの側面】
言葉には「意味」と「意図」の2つの側面があります。

「意味」は常に変わりませんが
「意図」は常に変わります。

「お腹空いた」の意味は文字通り「空腹を感じている」という意味です。
しかし意図は状況により変わります。
「食事に行きたい」かもしれませんし
「家に帰りたい」かもしれません。
家族なら「何か作ってほしい」かもしれません。
 
 
 
【相手の冗談がわからない】

相手が冗談を言っているのにそれを真に受けてしまう。
相手の言葉の意味はわかっても意図がわからないのです。

言葉の意味と意図が一致することはほとんどありません。

意図はなんなのかと考えるのが重要です。

「その言葉の意図はなんだと思う?」そう自分に問いかけるのです。常に。

アスペルガー症候群の方などはコミュニケーションが苦手と言われています。
それはこの言葉の意図がわかりにくいことも関係しています。

しかし一方でIQ的な知能は問題がなかったりします。

そのため言葉の意図が瞬間的にはわからなくても、
理屈で改めて考えればわかる場合もあります。

言葉の意図を意識するだけで、そうでないときよりもきっとコミュニケーションは円滑になります。
 
 
 
【冗談のつもり】
自分は冗談のつもりでも、周りにはそう思われないことがあります。

毒舌も度が過ぎればただの悪口です。
冗談もわかりにくければただの嘘つきです。

冗談は場の状況より少しずれたことを言うから冗談として成立するのです。
その程度が重要です。

周りが冗談だと認識してくれてはじめて冗談は成立します。

だから周りが使った語彙や表現で会話するのが一番無難です。
 
 
 
【おもしろい会話】

おもしろい会話をしようと奇をてらいすぎる人がいます。
冗談を言おうとして場の空気とずれすぎる人がいます。

会話を楽しくしようとする姿勢は大切です。

しかし、コミュニケーションが苦手な人は言葉の意図の理解が苦手です。

意図の理解が苦手な人がおもしろいことをしようとするとずれが大きくなりすぎます。

周りが使った語彙や表現で会話するだけでもコミュニケーションは充実します。

おもしろい会話には必ずしもプロ級のギャグや冗談は必要ありません。
場の空気に溶け込み他者と気持ちを共有することの方が重要です。

相手とテンションを合わせましょう。
細かいことを指摘するのはやめましょう。
相手と同じ語彙を使った方が会話はスムーズです。
相手が話している話題にのりましょう。

冗談を言って笑わせる力より、
相手の冗談を理解し笑える力のほうが重要です。

ずれた話し手ではなく、
良い聞き手でありましょう。

「でも」と否定するのではなく、
「うん」「そうだね」と相手を肯定しましょう。

それらの積み重ねがより良い会話を作っていきます。

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