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ストレンジ・シチュエーションとは?~子供の愛着形成~

投稿日:2018-05-15 更新日: 2018-05-15

今日は心理学の実験の1つであるストレンジ・シチュエーションについてです。
 
 

 
 
 

ストレンジ・シチュエーションとは?

ストレンジ・シチュエーションとは発達心理学者のメアリー・エインスワースが行った赤ちゃんの母親への愛着を見る実験です。

「ストレンジ・シチュエーション」は「奇異な状況」「奇妙な状況」とも言われたりします。

子供の発達において、親との愛着関係を築いていくことは大切なわけですが、ストレンジ・シチュエーションは子供の親への愛着の持ち方を知る目安になります。
 
 
 

ストレンジ・シチュエーションの内容

赤ちゃんを母親から引き離し、そのあと再び会わせるといった趣旨の下、いろんなパターンでこれを試みます。そしてその過程における赤ちゃんの反応を観察するのがストレンジ・シチュエーションの主な手続きです。

ストレンジ・シチュエーションにおける赤ちゃんの反応は大きく3つに分けられます。
※後の研究で4つ目の型が追加されるのですが。

この赤ちゃんの反応のパターンを「愛着の型」と呼びます。
 
 

安定した愛着

母親が子供と離れても、子供は泣いたりせず落ちついている。
母親が戻ってくると喜ぶ。
 
 

不安定な愛着

母親が離れても寂しがったりしない。
一方で、母親が戻ってくると避けるような反応が見られる。
 
 

不安を伴う愛着

母親が離れるとひどく不安がる。
そして母親が戻ってくると怒りや戸惑いを示す。
 
 
 

ストレンジ・シチュエーションからわかること

相手に愛着があるということは、相手を信頼していることでもあります。
子供は成長のために様々なことに挑戦するわけですが、それは親(信頼できる、自分を守ってくれている人)という存在があってのことです。

「自分には帰る場所がある」とか、「一時的に離れてもお母さんは必ず自分のところに戻ってきてくれる」というの理屈ではなく経験として信じることができるか。
この安心感が子供の行動に影響を及ぼすわけです。

不安定な愛着や不安を伴う愛着を示すお子さんに関しては、愛着関係を促すことで、日々のチャレンジ精神や行動の成長を間接的に促すことができます。
 
 
 

まとめ

ストレンジ・シチュエーションを実際に子供の頻繁に行うことは倫理的にどうかという点がありますが、いずれにせよ子供の成長と愛着形成の関連性については知っておいて損はないでしょう。

一方で、ストレンジ・シチュエーションは実験の規模や主観的な見解から、批判的な研究者もいます。
ですので子供の愛着の型が大人になっても絶対的に続くといった解釈は避けた方がいいと思います。

あくまで参考程度に。
 
 
 

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参考資料

ジョン・T・カシオポ、ウィリアム・パトリック『孤独の科学』河出書房新社、2011年

初塚眞喜子 『アタッチメント(愛着)理論から考える保育所保育のあり方』(相愛大学)2018年5月13日検索

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