3歳児の発達

【小児発達】およそ3歳でできること

投稿日:2016-12-20 更新日: 2018-09-23

赤ちゃんや子供の発達は個人差があります。
その一方で、一般的に何歳で何ができるようになるのか。
それを知っていると参考になります。
一喜一憂せず、あくまで参考として考えてもらえれば幸いです。

補足記事:・子供や赤ちゃんの発達を見る際の原則
 
 

 
 
 

3歳という時期

3歳という時期は保育園・幼稚園の年少さんの1年前に相当します。

一般に子供は1歳頃に単語を話し始め、2歳で「マンマ、食べる」といった2語文。
そして3歳頃には言葉の質も量も一気に増え始めます。

また3歳は立って歩くだけでなく階段を上ったり三輪車に乗ったりといった運動面の成長も見られます。

目に見てわかる成長があるぶん、3歳は個人差も大きい時期です。
大器晩成型のお子さんの場合、以下の目安ができていなくて不安になる親御さんもいるかもしれません。

そういうときは2歳の発達の目安のことができているかチェックしてみましょう。
そしてあせらずに、お子さんを温かく見守ってあげましょう。

補足記事:2歳の発達の目安
 
 
 

3歳児の言葉の理解

形容詞がいくつかわかる

「大きいのどれ?」と聞いて絵本や絵を指さしてもらいます。
「大きい・小さい」、「長い・短い」、「多い・少ない」「高い・低い」など形容詞のレパートリーが2~3個
 
 

体の部分の名前、簡単なものと難しいもの少し

「お鼻ってどこ?」など聞いて指をさしてもらいます。
この時期は目や口、頭など簡単なものだけでなく「肩」「眉毛」など比較的難しいものも混ざっていきます。
しかし体の隅々まで言える必要はありません。
10個前後を目安に。
 
 

3語文の聞き取り

「大きい赤い車」「小さい青い風船」「大きい赤い風船」などを聞くと、それら形容詞や動詞を理解した上で絵本や絵を指さしてくれます。
 
 
もっと詳しく:【小児発達】およそ3歳の言葉の理解の発達

もっと詳しく:【小児発達】幼児期(0~6歳)の言葉の理解
 
 
 

3歳児の話し言葉

色を見て、色の名前を言える

「赤・青・緑・黄色」など原色を中心に4色くらいを目安に。
 
 

文章を真似て言える

お母さんが言った文章をそのまま繰り返してもらいます。
2~3語文を目安に。
 
 

簡単な、物の説明

「~ってどんなもの?」という質問に対して動詞を含んで答えてもらえるか。
「コップってどんなもの?」→「ジュースを飲むときに使う物!」
この場合は「ジュース」だけでは不十分です。「飲む」という用途的な表現が必要です。
 
 

反対語を言える

「大きいの反対は?」→「小さい!」などです。
絵などを見ないで、言葉だけのやりとりで反対の言葉を言えるかです。
 
 
もっと詳しく:【小児発達】およそ3歳児の話し言葉

もっと詳しく:0歳~6歳の話し言葉
 
 
 

3歳児の人間関係

ままごとができる

子供の遊びの代名詞ともいえる「ままごと」もこの時期に始まります。
 
 

ジェスチャーがわかる

実際の物がなくても、「コップで水を飲む動作」や「手を洗う真似」などを親がしてみるとそれがわかる。
手で「きつね」をつくったりして見せるとわかる。など。
 
 

複数の物をお片づけ

複数のおもちゃをそれぞれ適した場所に片づけてもらいます。
ポイントは物に応じて場所を変えることができるか。
 
 

お母さんに、「~していい?」と何かしたいときに前もって聞ける

すぐに行動するのではなく、言葉で許可を求めることができる。
対人関係の発達において重要な指標のひとつです。

もっと詳しく:【小児発達】幼児期(0~6歳)のコミュニケーション面の発達
 
 
 

3歳児の生活

服を自分で脱げる

衣服の着脱の自立も重要な成長の指標です。
 
 

ボタンをはめる

大きい物でもOKです。
習慣化しているかも重要。
 
 

顔を洗おうとできる

不十分でも、挑戦できるかどうかが重要。
習慣はやってみないとつきません。
 
 

同い年の子供と遊べる、おしゃべりができる

対人関係の芽生え。
一人で完結した遊びではなく相互的な遊びに興味が向いているか否か。
 
 
 

3歳児の読み・書き・計算

当然、この時期はまだ字を読み書きすることはありません。
しかし、先々の読み書きにつながる学びはあります。
 
 

自分の名前がなんとなく読める

下駄箱などで、いろんな人の名前がある中で、自分の名前がどれか「なんとなく」わかる状況です。
自分の下駄箱の位置を覚えている場合はこのとき含みません。
 
 

少し難しい形の理解

図や絵を見せて、「これと同じ形どれ?」で同じ形を選んでもらいます。
三角や四角だけでなく、この時期は台形や平行四辺形、五角形など少し複雑な形も答えてもらいます。
 
 

四角を描ける

見本を見ながらでもかまいません。
線はある程度まっすぐか。角度はある程度直角か。
 
 

ぬりえをする

多少はみ出してもいいし、丸の中を塗れるくらいでOKです。
大切なのは、下絵を意識して本人なりにはみ出さないようにしているかという認知面です。
 
 

1~3個の数がわかる

「2個ちょうだい」などで正しい個数を親にくれるか。
2個しかない物に「2個ちょうだい」と言っても、考えずに全部渡せばいいので、必ず全体より少ない数で確認しましょう。
 
 
補足記事:子供が読み書きできるのは何歳? 子供が読み書きできるようになるために必要なこと
 
 
 

3歳児の認識

パズルが出来始める

はじめは4ピースで構成されたようなごく簡単なものから。
 
 

~と~とってきて。

「新聞とティッシュ取ってきて」など2つの物を同時に頼んで、覚えることができるか。
その物が目の前にあったら覚えなくてもいいので、別の部屋から取ってきてもらうなど覚えないといけない状況で観察しましょう。
 
 
 

3歳児の運動や活動

片足で立つ

割とわかりやすい指標ですね。
2,3秒くらいでOKです。
 
 

でんぐり返しができる

無理にさせなくてOKです。
本人が興味を持っていることが前提です。
無理にさせても恐怖感が出たら意味ないですしね。
 
 

はさみを使う

はじめはきれいに切れなくてもOK。
自分で手を動かして、紙を切る。まずはやってみること。
刃物なので親御さんはしっかり見守ってあげましょう。

もっと詳しく:【小児発達】およそ3歳の運動面の発達~公園で何する?~
 
 
 

おわりに

上記は各種文献や発達検査をもとにまとめています。

発達検査について興味がある方は下記の記事もどうぞ。

遠城寺式乳幼児分析的発達検査とは?

【検査】KIDS乳幼児発達スケールとは?

【検査】グッドイナフ人物画知能検査とは?

その他の検査はこちらをどうぞ。
 
 
 

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