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小児発達コラム

【小児発達】幼児期(0~6歳)の言葉の理解

投稿日:2017-02-25 更新日: 2018-09-23

赤ちゃんや子供の発達は個人差があります。
その一方で、一般的に何歳で何ができるようになるのか。
目安を知っていると参考になります。
一喜一憂せず、あくまで参考として考えてもらえれば幸いです。

補足記事:子供や赤ちゃんの発達を見る際の原則

7歳になる年が小学校1年生に相当するので、
0~6歳とは保育園や幼稚園の時期に該当します。

補足記事:子供の年齢区分、名称一覧

0~6歳は子供の成長が特に著しい時期です。
成長、発達といってもいろいろな側面があります。
言葉や運動、生活面の自立、人との関わり方 etc

各分野別に発達を見ていきたいと思います。

年齢別に発達を見たい方はこちら。

関連記事:【小児発達】およそ1歳でできること
 
 
 
【ことばの発達】
言葉の発達は主に2つの面から見ることができます。

1つは「聞く言葉」つまり親や周りの言うことをどれだけ理解できるかです。
そしてもう1つは「話す言葉」、つまりおしゃべりです。

これらは言語の理解力表現力と考えることができます。

今日は言語理解力を見ていきます。
表現力については以下の記事でどうぞ。

補足記事:0~6歳の話し言葉
 
 
 
【0歳】
0歳児の言葉の理解のポイントは、
どれだけわかるかよりどれだけ反応するかです。

人の声に興味を持つこと。0歳児ではそれが大切です。

音に反応する

お母さんの声がわかる
人の声を聞きわけるということです。
誰の声かによって違う反応があればOKです。

怒った声に反応する
誰の声かと同様に、どういう感情かも聞きわけられるように。
例えばいたずらをお母さんが怒るとびくっとしたりためらったり。
 
 
 
【1歳】
1歳になると物の名前がわかってきます。
少しずつやりとりができてくる時期です。

「ちょうだい」などがわかる
「ばいばい」や「おいで~」など簡単な言葉かけがわかります。

体の名前
「おくち」「あたま」「おみみ」などがわかるようになってきます。

名詞の理解
わかる名詞がいくつか出てきます。
「まま」「ぱぱ」、「あんぱんまん」「ぶーぶー」など。

補足記事:子供には「ワンワン」と教えたほうがいいのか「犬」と教えた方がいいのか?
 
 
 
【2歳】
2歳では1歳に引き続き語彙が増えつつ、文章での理解が少しずつ見られます。

「大きい」「小さい」がわかる
「大きいのどっち?」などで正しく選ぶことができます。

色の名前
「赤はどれ」で指させます。
レパートリーはまだ多くなく、赤・青・緑・黄色の4色くらいです。

動詞の理解
「歩く」「座る」「食べる」など名詞だけでなく簡単な動詞もわかります。
 
 
 
【3歳】
3歳前後には文の理解や品詞のレパートリーがさらに増えます。

対の形容詞が2~3種類わかる
「長い・短い」「高い・低い」「重い・軽い」など。
その子が好きなもの、なじみがあるものでかまいません。

動詞から名詞が連想できる
「書くものある?」などと聞くと鉛筆やペンを持ってきてくれるなど。
その物の名詞ではなく関連する動詞や言葉で対象がわかるようになってきます。

カテゴリーの概念
りんごは「りんご」であると同時に「果物」でもあります。
車は「車」であると同時に「乗り物」でもあります。
カテゴリーの感覚がついてきます。
 
 
 
【4歳】
4歳になると理解できる文章もだいぶん長くなってきます。

動詞の理解がより進む
さきほどの「書くものある?」→「鉛筆」などのレパートリーがさらに増えます。
「飲むもの」→「お茶」「切る物」→「はさみ」など。

複数の内容
「タオルとお箸持ってきて」など一度に複数の内容が入った文章がわかりはじめます。

「右」「左」がわかりはじめる
 
 
 
【5歳】
5歳になるとずいぶん理解力もつき、変な表現ですが「立派な子供」になってきた印象を受けます。

じゃんけんができる

「端っこ」や「真ん中」がわかる
どこが「端っこ」でどこが「真ん中」なのかは状況により答えが変わります。
そのような相対的な位置がわかってきます。

受動態の理解
「怒った」「怒られた」など能動態と受動態の違いはわかりはじめます。
 
 
 
【6歳】
6歳になると日常の品詞の理解はある程度完了します。
ここからはどれだけ複雑な文章をわかるかになってきます。

「もし~だったら~」の理解。
「キッチンに行って牛乳を、もし牛乳がなかったらお茶かお水を取ってきて」など。
 
 
 
関連記事:小児発達まとめ

-小児発達コラム

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