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空気を読むのが苦手な人達

店員に名刺を渡す人のお話

投稿日:2018-09-10 更新日: 2018-09-10

 
 

 
 
 

1. お客さんに名刺を渡すこと

車の販売店に勤めていた彼は、少し変わった人に会いました。

車という物は大きい買い物になります。
大きい買い物は、それなりに信頼できる人から買いたいものです。

彼は担当したお客さんには名刺を渡します。
彼だけではなく、他の従業員もそうしていました。

これは珍しいことではありません。

車の販売店や保険屋さん。
あるいはいろんな営業職。

世の中にはお客さんに担当がつく職業があります。

そういった仕事の多くは、お客さんに名刺を渡します。
 
 
 

2. 車を見に来た青年

あるとき彼がお店で会ったのは20代前半の若い男性でした。

青年はおそらく初めて自分で車を買うのだと思います。
いろいろな車のパンフレットに目を通していました。

彼は青年に声をかけ、接客をしました。

青年は社会人になりたての初々しい感じでしたが、礼儀正しく謙虚な人柄でした。

車の特徴や、購入するときローンの支払は月々いくらになるのか。

彼は青年の質問に丁寧に答えました。

今日、この場で即決というわけにはいかなかったようです。

彼は青年に名刺を渡しました。

すると、謙虚な青年は自分も名刺を渡しました。
 
 
 

3. お店にお客さんが名刺を渡すことはない

店員さんとお客さんという立場なら、
店員さんが名刺を渡してきてもお客さんは名刺を渡すことはありません。

例えば仕事関係などでは、名刺をお互いに渡すことがあります。

一方が名刺を渡して、他方が名刺を渡さないと、失礼になる場合があります。

けれど、他方が名刺を渡さなくて失礼になるのは、お互いが仕事関係の場合などです。

名刺交換をするのはお互いが仕事に関係する場合です。
 
 
お店の人が名刺を渡してくることは多々あります。

けれどそれは、自分やお店の名前を覚えてもらって、連絡を取りやすくして、自分達の商品を買ってもらうことにつながったらという「広告」の一環なのです。
 
 
 

4. お店の人に名刺を渡すという不自然な行動

青年は、「相手が名刺を渡してきたのに自分が渡さないのは失礼にあたる」というマナーを知っていました。

けれど、「それは状況による」ということまで考えがおよんでいませんでした。

あるいは、青年は謙虚だったので、

「これから車を買うかもしれないし、そうなったらこの人にお世話になるかもしれない」という気持ちで名刺を渡したのかもしれません。

けれど、それは人間関係の取り方が不自然です。

青年が名刺を渡したことで、彼は青年に対して「ちょっと変わった人だな」という印象を受けました。

お店の人は名刺をお客さんに渡すことがある。
けれどお客さんはそれに対して自分の名刺をわざわざ渡すことはない。

というのが一般的な認識です。

それが正しいかどうかは別として、何が一般的な認識なのかを知った上で行動するということは大切なことです。

もしも青年が、謙虚な姿勢を示したいなら、名刺を渡すのではなく、「今後車を買うことになったらお世話になるかもしれません。よろしくお願いします」といった言葉で伝えるだけでも充分です。

今の社会の中では、お客さんがお店の人に名刺を渡すという行為は謙虚を通り越して不自然なわけです。
 
 
 

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