0歳児の発達

およそ0歳児がわかる言葉~赤ちゃんの言語理解面の発達の特徴と目安~

公開日:2019年10月23日


 
 

およそ0歳児がわかる言葉

0歳児の言葉の理解で大切なのは、人の言葉に興味を持ち反応できるかです。

0歳児はまだ意味がわかる言葉のレパートリーは多くありません。

しかし他者の言葉にどれだけ興味を持てるかが、先々のその子の言葉に影響してきます。

今はまず、たくさんの愛情ある言葉を聞いて、そのイントネーションや込められた感情を楽しみます。

 
 
 

0歳児に言語理解面の発達

大きめの音に反応する

具体的には身体をびくっとさせたり、音の鳴るほうを向くなど。

言葉を理解する前段階として、聴力は重要です。

 
 

声かけをしたり歌うとこっちを見る

話しかけてあげたり、歌を歌ってあげたり。
そうやって言葉を聞かせると相手の顔を見たり口元を見たりするかどうか。

 
 

名前を呼ぶと振り向く

厳密には、自分の名前をわかっていなくてもかまいません。

「たろうくん」を、「たおうくん」と呼んで振り向いてもそれはそれでOKです。

要は、
自分に向ってかけられた声に対して、「あ、自分が呼ばれたな」とその子が感じることができるかどうか。対人認知の成長がポイントなわけです。

 
 

聞かれると、そちらを向く

「ママはどこ?」「パパは?」など聞くと、お母さんやお父さんのほうを向くかどうか。

身近な人で、慣れ親しんだ言葉で。

 
 

バイバイと言うとバイバイしてくれる

大人がバイバイとジェスチャーをして、それを真似してくれることも重要ですが、

0歳後半になると大人が「バイバイ」と口頭で言っただけでも、子供がバイバイをしてくれたりします。

ただしバイバイのジェスチャー自体に普段から慣れ親しんでいる場合です。

1回も見たことがないならできなくて当たり前なので。

 
 
 

おわりに

子供の発達には個人差があります。
ペースも様々で、1つの側面だけでその子の全体を語ることはできないものです。

あくまで参考程度に、その子自身のペースを大切にしてあげましょう。

また、子育てにおいては気になることを気軽に相談できる環境も大切です。

子供の成長が気になったら、一人で悩まず相談する一歩を踏み出してみましょう。

 
 
 

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参考資料

『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧

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