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およそ1歳児がわかる言葉
大人が読める漢字と書ける漢字のレパートリーが異なるように、
言葉の「わかる」「話せる」は異なります。
子供の言葉の発達を見る場合、この「わかる(言語理解)」「話せる(言語表出)」を分けて考えてあげる必要があります。
1歳頃の言語理解の特徴としては、いろんな物の名前がわかっていく点です。
この「わかる」とは必ずしも言えることではなくて、例えば絵本から指をさすような「指さし」で表現してもOKです。
1歳児に言語理解の発達
「ちょうだい」がわかる
親が「ちょうだい」と言うとそれをくれる。
それがどれだけその子にとって好きな物かにもよるでしょうが、
他者の「ちょうだい」という言葉がわかるのは1歳頃からです。
身体の部分の名前がわかる
「お鼻どこ?」と聞くと自分の鼻を指させる。
何種類わかるかで難易度も変わりますが、身体の部分の名称がわかりはじめるのも1歳頃からです。
自分の名前を呼ばれると「はい」と返事ができる
聞きなれた愛称でもかまいません。
名前から自分であることがわかり、それに反応できるか。
物の名前を聞かれうと、その絵を指させる
絵本などで。
いろんな物が載っている絵本を開いて、「リンゴどれかなあ?」などと聞いてみて子供が指をさせるかどうかです。
簡単なお願い事に応じる
「コップとってきて~」など。
親や他人が言った簡単なお願い事を理解し行動できるかどうか。
「○○どこ?」に視線を向ける
例えばお母さんがキッチンから「パパどこ?」と聞くと、リビングにいるお父さんのほうに目を向けたり指をさしたりできる。
といったことです。
おわりに
子供の発達には個人差があります。
ペースも様々で、1つの側面だけでその子の全体を語ることはできないものです。
あくまで参考程度に、その子自身のペースを大切にしてあげましょう。
また、子育てにおいては気になることを気軽に相談できる環境も大切です。
子供の成長が気になったら、一人で悩まず相談する一歩を踏み出してみましょう。
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参考資料
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧