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二語文とは?解説と例|子供の言葉の発達 2語文の理解

公開日:2020年11月26日


 
 

二語文ととは?

 二語文とは、「ごはん たべる」といった文字通り2つの言葉から成る文章です。

 二語文は2歳頃に獲得すると考えられ、言葉の発達における重要な指標の1つとされています。

 
 
 

二語文の解説

二語文の定義

 「二語文」の定義は文献によって微妙に異なる場合があります。

 しかしながら、多くの場合「二語文」とは文節で数える場合が多いです。

 文節とは、文を不自然にならない程度に区切った最小単位にを指します。

 つまり、「りんご たべた」は2語文であり、「りんごを たべた」も2語文です。

 
 

二語文の獲得と言語発達

 1歳頃は言葉の覚え始めであり、物の名前を周囲に聞くことが多い時期です。

 これに対して2歳頃は「なんで?」と理由や意味を聞くことが多い時期です。

 こういった背景から、2歳頃は「第二質問期」ともいわれます。

 親からするとどんどん出てくる質問にうんざりしてしまう時期ですが、子供が言葉に興味を持ち、語彙が増えていく大切な時期とも言えます。

 
 
 

二語文の例

「動作主+動作」

 二語文のオーソドックスな型の1つが「動作主+動作」です。

 例としては「ママ(動作主) あそぶ(動作)」などです。

 当然ながら二語文を理解するとは文章を暗記するのではなく、この「二語文」という型を理解し組み替えることができることを指します。

 先ほどの「ママ あそぶ」に加えて「パパ かって(買って)」といった文があったとします。

 これらを組み替えて

「ママ あそぶ」
「ママ かって」
「パパ あそぶ」
「パパ かって」

という表現が柔軟にできることが、二語文を理解しているということでもあります。

 
 

「大小+物」

 「おおきい くるま」などのように修飾語を使ってより対象を正確に表現するのも二語文です。

 当然ながら形容詞は大小だけでなく、例えば「ながい えんぴつ」など長短もあります。

 また、「しろい いぬ」といった「色+物」といった表現もオーソドックスな二語文です。

 
 
 

おわりに

 日常的に二語文での表現が見られているのであれば、その子は二語文を言えていると考えていいと思います。

 より厳密に見る場合は、先ほどの例にあるような組み合わせの理解がきちんとできるかを見ます。

 つまり、

「しろい いぬ」
「しろい ねこ」
「くろい いぬ」
「くろい ねこ」

これら4枚の絵があって、それぞれを表現できたり大人に言われたものを指さしで選択できるかを見ます。

 
 
 

補足記事

 
 
 

参考資料

『言語理論を基盤とする言語獲得研究―二語発話段階から多語発話段階への移行について―』(日本音声言語医学会)2022年3月12日検索

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