「対象+動作」の表出
2歳頃は「対象」と「動作」を組み合わせた二語文を言える時期と考えられます。
ここで言う「対象」と「動作」を組み合わせた二語文とは、「ご飯を食べる」や「絵を描く」などを指します。
子供が単語を柔軟に組み替えて文を作れるかは、二語文の発達を見る上でのポイントとなります。
解説
発達の概要
定型発達を踏まえると、2歳頃は二語文での表現が可能になる時期と考えられます。
二語文の形は様々ありますが、そのうちの1つが「にんじんを食べる」など対象と動作を組み合わせた表現です。
この際、子供が「にんじんを食べる」という表現をまとまりとしてただ覚えているだけでは不十分です。
きちんと「にんじん」と「食べる」という言葉を組み合わせて文を作れているのか、構造を理解できているのかがポイントになります。
・にんじんを食べる
・にんじんを洗う
・じゃがいもを食べる
・じゃがいもを洗う
「対象+動作」という構造を理解できていれば、例えば上記のような4パターンの表現を(例えば絵を見たとき)使い分けることができるでしょう。
できないときの対応
「対象」と「動作」を組み合わせた二語文が難しい場合、まずは名詞や動詞をそれぞれを個別に学習していきましょう。
動作主となるのは「りんご」「ごはん」といった食べ物や、「鉛筆」「帽子」といった道具など様々なものが考えられます。
動詞も「洗う」「食べる」「持つ」など様々あるでしょう。
言葉を覚える場合は、名詞だけでなく動詞や形容詞など様々な品詞に触れていきましょう。
この際、「『ごはん』を『食べよう』ねぇ」など、大人から二語文で語りかけることで、自然と表現の見本となります。
こういった見本を自然に提示する話し方は、絵本の読み聞かせなどでも効果的です。
できたときに次にすること
「対象」と「動作」を組み合わせた二語文が可能になってきたら、そのレパートリーを広げたり日常生活で実際に使ったりしてみましょう。
日常生活の場合、子供はどうしても単語で意思表出で済ませがちです。(親も子供の意図がそれでわかってしまうため、あまり文表現を促さないことがしばしばあります)
「ご飯を食べる」「お茶を飲む」など、日常での二語文表現に慣れていきます。
また、「パパがご飯を食べる」など、「動作主+対象+動作」といった3語文の表現を学習することも有意義です。
参考資料
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧



