物の使い方を説明すること
3歳頃は「靴を履く」「スプーンで食べる」など、身近な物の用途を文で説明できるようになる時期と考えられます。
これは物の機能の理解が深まり、それを名詞や動詞を活用し表現できることを示しています。
日常生活の中で確認できる、言葉の発達の目安の1つと言えるでしょう。
解説
発達の概要
定型発達において3歳頃は、語彙が増え二語文・三語文での発話が活発になる時期と考えられます。
特に「名詞+動詞」という形で、物の機能や目的を表現できるようになるのは、表現力のポイントの1つと言えます。(「はさみで切る」「コップで飲む」など)
言語能力の向上と同時に、物の使い道を理解する認知能力の発達も示していると言えるでしょう。
この時期の子供は、身の回りの道具や日用品を観察し、使ってみる経験を通してそれぞれの用途を学習します。
できないときの対応
物の用途を説明が難しい場合、焦らず環境と関わり方を整えていきましょう。
例えば大人が「靴を履くね」「スプーンで食べるよ」など、短くわかりやすい言葉で語りかけ、子供がそれを真似できる機会を増やすことは大切です。
また、実際に物を使う場面を設け、一緒に体験しながら経験と言葉を結びつけることも有意義でしょう。
言葉が出にくい子には、指差しや絵カードを使い、理解を助ける・補助する方法も考えられます。
専門家に相談し、その子に合ったより具体的な関わり方を知ることも対応として考えられます。
できたときに次にすること
物の用途をある程度説明できるようになったら、次のステップとして「理由や状況を含めた説明」を促すと良いでしょう。
例えば「コップで飲む」から「喉が渇いたから飲む」といった、文脈のある発話へと発展させていきます。
また、「これは何に使うの?」と質問し、子どもが説明する機会を作ることで、自分の言葉で伝える力がさらに育ちます。
この段階では語彙の拡大とともに、会話のキャッチボールが始まる重要な時期と言えます。
参考資料
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧




