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3歳児が書けるもの
3歳頃は人の顔が描けたり絵の色を塗ったりと、お絵描きの幅が広がっていく時期です。
書くための能力としては直角など角を作ることができはじめます。
そのため図形の四角を描くことができてきます。
3歳児のお絵描きの発達
子供の発達を見る検査に、認知・言語促進プログラム(NCプログラム)というものがあります。
上記によると、十字やV字、四角などを手本を見て描くことは3歳頃の課題に位置付けられています。
同様に、多少稚拙ではありますが丸の中を塗るような動作も3歳頃から見られることがわかります。
また津守式乳幼児精神発達質問紙を参考にすると、
丸の中に目や口のようなものを描いて顔にするのも3歳頃からの傾向であることがわかります。
3歳児のお絵描きのポイント
以下、3歳児のお絵描きのポイントを挙げていきます。
人の顔を描く
円の中を塗る
丸の中を色塗りします。
多少はみだしてもかまいません。
画用紙いっぱいに描く
こじんまりとではなく、ダイナミックにお絵描きを楽しむことも発達において重要な経過です。
四角を描く
色を使い分ける
正確ではなくていいですが、自分なりに色を使い分けているかがポイントです。
クレヨンや色鉛筆があると床に書いてしまったりリビングが散らかってしまうため、子供に触らせていない家庭もあるかもしれませんが、少しずつ家庭でいろんな色を楽しむことも大切です。
おわりに
子供の発達には個人差がありますから、
あくまで目安として捉えてもらえれば幸いです。
実生活ではその子自身のペースを大切にしてあげましょう。
お絵描きはその後の文字の読み書きにつながる大切な筆記活動ですが、3歳頃は勉強するというよりはやはりお絵描きを純粋に楽しんだほうがいいでしょう。
物を描くということ好き嫌いは個人差がありますから、まずは気負わずその子が気軽に取り組める雰囲気や環境づくりが大切です。