4歳児の言語表出

【4歳】会話で時系列に話せること|子供の言葉の発達

公開日:2026年7月14日


 
 

時系列に話すこと

 4歳頃は、出来事を時系列に沿って話せるようになる時期と考えられます。

 この時期の子供は、「昨日公園で遊んだ」「そのあとアイスを食べた」など、出来事を順序立てて語る力が発達し始めます。

 
 
 

解説

発達の概要

 4歳頃の子供が時系列に沿って話せるようになる背景には、記憶を整理する力や言葉の発達が考えられます。

 定型発達において4歳頃は、過去・現在・未来といった時間軸に沿って話す力が徐々に身に付き始めます。
 そのため、「昨日公園で遊んだ」「そのあとアイスを食べた」など、出来事を順番に思い出して話せるようになります。

 また、語彙が増えることで、出来事を詳しく説明したり、自分の気持ちを加えて語ったりすることも可能になっていくでしょう。

 保育園や家庭での会話の中で、大人が「それからどうしたの?」と順を追って話を促すことが、良い刺激となる時期と言えます。

 
 

できないときの対応

 時系列に沿って話すことが難しい子供には、具体的な手がかりを用いて支援することが有意義です。
 たとえば、写真や絵カードを使って出来事を順番に並べながら話す練習を行うと、時間の流れを視覚的に理解しやすくなります。

 また、大人が「最初に」「次に」「最後に」といった時間を示す言葉を使って話すモデルを示すことも良いでしょう。
 子供が話している途中で順序が入れ替わっても、すぐに正さず「その前に何があったかな?」と優しく導くことも、子供が自分で考えるきっかけとなります。

 さらに、日常の中で「朝ごはんのあとに着替えようね」など、日課の流れを言葉で伝えることも、時系列理解の練習になります。
 こうした関わりを積み重ねることで、子供は出来事を整理しながら伝える力を少しずつ獲得していきます。

 
 

できたとき次にすること

 時系列に沿って話せるようになったら、出来事の原因と結果を結びつけて考える機会は有意義でしょう。

 たとえば、「転んだから泣いた」「雨が降ったから外で遊べなかった」といった因果関係を理解して話せることを目指します。

 この力は、物語を作る力や論理的思考の基礎とも言えます。
 また、自分の気持ちや友達の気持ちを時系列の中で説明することができるようになり、対人関係の理解も深まります。

 この時期に大人が「どうしてそうなったと思う?」と問いかけることは、子供の考える力を伸ばすはたらきかけとなるでしょう。

 
 
 

参考資料

『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧

-4歳児の言語表出

テキストのコピーはできません。