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子供と気軽に家でできる活動や製作
発達心理学の文献を踏まえ、
道具や材料はほどほどに、
できるだけ簡単で、
すぐにできて、
それでいて
子供の発達を促すような遊びを考えます。
4歳児と家でできる机上活動や製作
ハサミで形を切る
4歳頃になるとハサミも上達していき、
線に沿ったり簡単な形を切り抜くことができるようになっていきます。
線についてはお子さんの上達に合わせてギザギザ線や波線などを鉛筆で書いてあげて、それを切ってもいいでしょう。
形については丸や三角、四角やハートなど。
アンパンマンなどであれば丸を切り抜くこととほぼ難易度は一緒なので、楽しく練習できるかもしれませんね。
粘土遊び
粘土遊びも4~5歳頃の時期にはいい刺激になります。
丸めたり伸ばしたりといった基本動作で遊び、可能なら簡単な形を一緒に作ってみてもいいかもしれません。
お絵描き
4歳頃はまだ字を書くことは難しいかもしれませんが、
鉛筆と消しゴムを使って思い思いの絵を描くのはいい刺激になります。
描きたいものを思い浮かべ、それが上手か下手かはさておいて自由に取り組めるかが大切です。
パズル
10ピース前後の簡単なパズルも楽しめる時期です。
印刷したキャラクターの絵をハサミで切って手作りパズルで遊んでもいいでしょう。
迷路
4歳頃は迷路もできはじめる時期です。
最近はインターネットに迷路の教材も豊富になるので、遊びやすいですね。
チョコレートソース塗り
製作と言うよりは料理(クッキング)ですが。
例えばクラッカーにチョコレートソースを塗る。
パンにバターやジャムを塗る。
4~5歳頃は食べ物にソースを塗る手先の動きもいい刺激になります。
具体的には非利き手で食べ物を支え、利き手でジャムやバターを塗る力加減や両手のバランスを学びます。
おわりに
ただ黙々と作業を行うだけでなく、
会話をしながら活動や製作を行うことも大切です。
ただ遊ぶ・作るだけでなく、
コミュニケーションを取りながら作業をできるかというのも発達の大切な指標の1つです。
参考資料
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧