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4歳児の発達を促す言葉遊び
4歳頃になってくると、ずいぶんと言葉のレパートリーも増えてきます。
単に体を動かしたりテレビを見るだけでなく、
人と言葉を介した遊びも押さえておきたい時期です。
4歳児の言葉の発達を促す遊びとしては、
用途や性質から物を当てたり、
テーマに沿って単語を羅列する遊びなどが有意義かと思います。
以下、その理由や具体例などを。
4歳児の言葉の発達
4歳頃は言葉のキャッチボールができはじめる時期です。
これは文脈を意識して話せるということであり、
専門的には「話題の継続性」と言ったりします。
例えば保育園の話をしているときは、保育園の話をする。
急にお買い物の話にとんだりしないということです。
もちろん、完璧にというわけではありませんが、
4歳頃は1つの話題に沿って話せるようになってくる時期です。
こういった相互性が発達しつつ、
同時に形容詞や助詞など使える品詞のレパートリーも増えていきます。
また5歳に近づくにつれて曜日や左右など抽象的な概念も理解できはじめます。
4歳頃は、会話や言葉遊びが非常に良い刺激になる時期と言えます。
4歳児と家でできる言葉の遊び
家の中の物を見つける遊び
「重い物ど~れだ?」
「高い所ど~こだ?」
など、
指定した形容詞に基づく物・所を子供に見つけてもらいます。
特別な道具がいらず、家の中ですぐにできる遊びの1つです。
大きい・小さい
重い・軽い
高い・低い
熱い・冷たい
などで。
〇〇と〇〇持ってきて
「スプーンと絵本を持ってきて~」など、
複数の指示をし、記憶して、持ってきてもらいます。
4歳はこういった同時に複数の指示を覚えることができるようになってくる時期です。
もう少し遊びの要素を入れるなら、例えば
「くまさんと猫さん(ぬいぐるみ)がいないなあ。どこかなあ?」
などぬいぐるみのかくれんぼのように演出するといいかもしれません。
色の名前
「これ何色~?」
など、家の中の物の色を答えてもらいます。
4歳頃は色の名前が一通り言えるようになる時期でもあります。
例えばマーブルチョコなどで、
言えた色から食べるなどすると、おやつでゲームができます。
おわりに
あまり「勉強感」を出すと子供はのってこないので、あくまで楽しむことを第一に、難易度を調整してあげましょう。
正解したときに大人が大きくリアクションを取ってあげたり、わかりやすいご褒美やポイントがあるとより充実するかもしれません。