4歳というのは保育園・幼稚園において年少さんに相当する時期です。
読み書き計算は勉強の基本的な能力ですが、同時に文化背景や習慣に左右されやすい能力でもあります。
今日は、4歳児の「読み」「書き」「計算」の発達を見ていきます。
4歳児の読み書き計算能力
文字が読め始め、数を数えはじめるのが4歳頃です。
まさに4歳頃は読み書き計算のはじまりであると言えます。
はじまりであるがゆえに芽生えはあるもののまだまだ不十分。
読める字もあれば読めない字もあるし、読めるからといって書けるわけでもない。
あまりプレッシャーをかけずに、子供さんが楽しんで取り組めるようにしてあげましょう。
4歳児ができる読み書き計算
以下、発達の目安になる項目をいくつか具体的に。
平仮名が10個くらい読める
全部は読めないけれど、いくつかは読める状況。
どれがということはなく、その子自身が得意なものでOK。
自分の名前(平仮名)が読める
平仮名が全部読めなくても、単語によってはそれが読めたりします。
例えば自分の名前。別のものでもOK。
自分がよく目にする言葉を、何か読めるかどうか。
言葉の音の数がわかる
「こども」という言葉は「こ」「ど」「も」の3文字ですね。
指を折りながら「こ・ど・も」と発音すると、3本の指が曲がりますね。
言葉の数がわかることは読み書きにおいてとても重要な能力です。
はじめは簡単な言葉でOKです。
補足記事:音韻意識とは?
三角形が書ける
四角や三角などの図形を書くことは、筆記能力の基礎です。
図形の直角や鋭角、直線を書くことが文字の「とめ」「はらい」の筆記能力につながります。
平仮名を見て書ける
見本を見ながらでOKです。
50音全部じゃなくても、得意なもの10文字前後でOK。
5個前後の数がわかる
「3個ちょうだい」「6個ちょうだい」など、数を指定するとその数だけお菓子や積み木をくれるということです。
まとめ
以上のように、4歳児の読み書き計算能力の特徴としては、
- 全部ではないが平仮名が読めだす
- 四角や三角など基本図形がそれなりに書ける
- 「~個ちょうだい」といった数がわかる
といった点が挙げられます。
最後になりますが、
子供の発達には個人差があります。
誰しも我が子の成長は気になるところではありますが、その子自身の成長のペースを大切にしてあげましょう。
また、子供の発達をみる場合はその子自身をみることはもちろんですが、客観的なデータを活用することも大切です。
以下、参考程度に。