70dBはどのくらい?
70dBはおよそ騒々しい街中や、間近で聞く蝉の声に相当します。
一般的に騒がしい・うるさいと感じるのは、その空間の騒音が70dB前後くらいになりだしてからです。
解説
生活音の中での位置づけ
70dBの音がある環境下の場合、1m以内に近づいて大きな声で話さないと会話は難しいです。
普通の会話が行いにくい騒がしさが70dBくらいと言えます。
掃除機の音や蝉の声など一般的にうるさい・耳障りな音というものはおおむね70dB前後の大きさを伴うことが多いです。
人の声においても「大きな声」と感じるのはおおむね70dB程度の大きさです。
難聴との位置づけ
聴力は0dBに近いほど小さな音が聞こえることを意味し、正常値に近いことを示します。
聴力が10dBということは、10dBの音が聞き取れることを意味します。
同様に聴力が50dBということは、50dBの音でないと聞き取れないことを意味します。
一般的に正常な聴力は0~25dBと考えられています。
そして聴力が25~40dBが軽度難聴、40~70dBくらいを中等度難聴、70~90dBを高度難聴と位置付けます。
高度難聴の場合、耳元で大きな声で話してもらわないと人の声を聞き取ることは難しいでしょう。
また高度難聴では補聴器はほぼ必須になってくると考えられます。
70dBの音の例
70dBの音の例としては、以下のようなものがあります。
- 高速走行中の自動車内
- 騒々しい事務所の中
- セミの鳴き声(直近)
- 掃除機
- 電車のベル
- 騒々しい街頭
- バスの車内
このように騒がしい乗り物の中などは、おおむね70dB前後の環境であることがわかります。
補足記事
参考資料
『一般環境騒音について』(環境省)2021年4月21日検索
『dB(デシベル)について』(東京環境測定センター)2021年4月21日検索
『騒音の大きさの目安』(深谷市)2021年4月21日検索