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はじめに
多くの発達検査で「○○歳で□□ができる」といった目安が定められています。
しかしながら発達検査の実際や子供の発達相談の現場を見ると、
学童期以降は「○○歳で□□ができる」といったチェックを行うことは少ないです。
そもそも学童期以降のそういったチェック項目や発達検査が少ない点、環境の差や個人差、行う活動の複雑さから一様に項目が設定しにくい点が背景にあると思います。
そういった中でも、小学校1年生にあたる7歳頃はまだ発達の目安としての項目が少なからず見られます。
7歳頃の言葉やコミュニケーション面の発達を見ていきます。
7歳児の言語・コミュニケーション面の発達
友達を気遣う
例えば体調が悪そうな友達がいたら、保健室に連れて行ってあげたり先生に言うなど、
友達の様子からどういった気遣いをしてあげたらいいか自分で判断できるようになってきます。
この「気遣い」に絶対的な正解はありませんし、大人でも難しいものですが、
少なくともそういった周囲の状況を見れる広い視野が身についてきます。
鬼ごっこの駆け引き
鬼ごっこの遊び自体は幼児期からでも可能です。
7歳頃になると、駆け引きを理解しより楽しむことができます。
具体的にはただ逃げるだけでなく、相手が近づいてくるまで待ったり、鬼の手が触れるぎりぎりのところで逃げたりなどです。
そういった
スリルを楽しんだり、ゲーム性をより楽しんだりできます。
隠れて泣く
人前で泣くことの恥ずかしさを感じてくるのもこの時期です。
電車の切符を買う
最近はSuicaなどICカードでの支払いが多く、現金で払う機会も少ないかもしれませんが。
自分で金額に応じてお金を出せるのもこの時期です。
アナログ時計を読む
時計の針を読むことができるようになるのも7歳前後です。
学校の授業で取り扱われることも多いと思います。
おわりに
7歳というと保育園から小学校に環境が変わる時期であり、勉強が本格的に始まる時期ですね。
しかし実際は
小学校1年生はバリバリ勉強をするというよりは、小学生としての生活リズムを整えていくことがメインになるかと思います。