【目次】 [close]
ADHDへのアプローチ
ADHDは年代によって症状の特徴が異なります。
このため支援の方法や周囲が配慮すること、考えられる二次障害も異なってくるでしょう。
ADHDの特徴やアプローチ方法について、年代別に見ていきます。
年代別のADHDの特徴
特徴の概要
ADHDの症状は大きくは不注意・多動性・衝動性の3つがあります。
そしてこれら3つの症状の強さ・バランスが同じ人でも年代によって変化していくことが多いです。
幼児期(保育園・幼稚園)
学童期(小学生)
思春期(中学生・高校生)
青年期・成人
接し方や対応方法
対応方法の概要
年齢を重ねる中で多くの人は自身のADHDの特性を自覚していきます。
これは自分に合った行動・生活スタイルを自ら工夫していけるポジティブな面もあれば、生きにくさを感じ自尊心を損なっていくネガティブな面も考えられます。
こういったADHDの症状による精神的な影響が年代ごとに異なり、この点が支援を行う上で重要になります。
幼児期(保育園・幼稚園)
学童期(小学生)
思春期(中学生・高校生)
青年期・成人
アプローチ方法
概要
- 環境調整
- 本人への心理社会的治療
- 家族への心理社会的治療
- 機関の連携
ADHDへのアプローチは主に上記の4つが挙げられます。
これらをバランスよく行っています。
薬物療法はこういった支援を行った上でそれでも状況改善が難しい場合に選択肢として挙がります。
つまり支援や心理社会的治療を行うより先に薬物療法を選択することは適切とは言い難いです。
幼児期(保育園・幼稚園)
学童期(小学生)
思春期(中学生・高校生)
青年期・成人
参考資料
『注意欠如・多動症 (ADHD) 特性の理解』(一般社団法人 日本心身医学会)2022年11月19日閲覧
『ADHD(注意欠如・多動症)の診断と治療』(厚生労働省「e-ヘルスネット)2022年11月19日閲覧