手帳術

発達障害者のための手帳術|スケジュール帳やメモのテクニック

公開日:2020年12月18日


 
 

手帳の便利さ

日々を暮らしやすく・生きやすくする道具として手帳は役立つのではと考えます。

スケジュール管理やカレンダーとしての役割だけでなく、ToDoリストや日記など自分自身の身の回りの整理全般に手帳は使えると思います。

またデジタル化が進む昨今においても、紙にペンで書くという手帳のアナログさが逆に便利なときもあります。

手書きしないといけなかったり、ページが有限であったり、差し替えに手間がかかったり、

そういったある種の不便さが、スケジュールやToDoリストの記憶の定着につながるケースもあります。

 
 
 

発達障害者のための手帳術

自分を拡張する道具

手帳は自分の能力を拡張する道具だと思います。

拡張と言うと大げさですが、要するに頭だけでは覚えられないことも紙に書いておけばあとから思い出すことができます。

やるべきことも、紙に書くことで優先順位や作業工程がわかりやすくなることがあります。

このように、自分の能力を最大限発揮するために手帳を使うという感覚を持つと手帳が便利に感じてきます。

 
 

アナログの便利さ

多機能さという点ではスマホやデジタル機器には敵いませんが、アナログな手帳もそれはそれで便利なものです。

紙の手帳の最大のメリットは、知覚情報の多さだと思います。

例えば同じ食べ物でも、目隠しをして鼻をつまんではあまりおいしく感じません。
目で見てにおいを嗅いで、焼ける音や温度を感じ、箸や手で持ったときの硬さを感じることでより臨場感が増しおいしさを感じることができます。

視覚や聴覚、触覚など、多様な知覚刺激があったほうが心に残りやすいです。

紙の手帳はデジタル機器よりも多くの知覚情報を与えてくれます。

紙に文字を書く行為は手先の刺激として脳へ入り、自分で書いた文字の線の揺れや曲がりは自分でしか書けない固有の視覚情報です。

ページをめくる際の紙が擦れる音や、メモを切り取る音や感触。

アナログな手帳をあれやこれやと扱う中で、スケジュールやToDoリストがより頭に入り記憶として定着していきます。

 
 

自分に合った手帳の使い方を見出す

手帳は様々なタイプの物がありますし、同じ物でもその使い方は人によって様々です。

自分の得意を伸ばし自分の苦手を補える、自分なりの手帳の使い方を見つけると人生で心強いです。

手帳の使い方は千差万別なので、「こうあるべき」と決めつけなくていいということです。
自分にとっては自分が使いやすい使い方が最良です。

世の中には手帳術として手帳のいろんな使い方の例があるので、参考にしながら自分に合った使い方を見つけていくといいでしょう。

 
 
 

手帳術の例

-手帳術

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