後出しじゃんけんとは?
レクリエーションにおける「後出しじゃんけん」とは、「じゃんけん ポン、ポン」のリズムで相手に勝てる(あるいは負ける)手を出せるようにする脳トレの一種です。
特別な道具を使わず人数を問わず、誰もが知っている「じゃんけん」のルールをベースにしていることから、行いやすいレクリエーションの1つです。
じゃんけんのルールが理解できていない幼児期前半の子と行うことは難しいかもしれませんが、比較的幅広い年齢層で行うことができます。
解説
ルール
- 「じゃんけん ポン、ポン」のリズムで後出しじゃんけんを行います。
- 司会者や教師が先に手を出します。
- 参加者は後出しで相手に勝てる手を瞬時に出します。
- 慣れてきたら今度は「負ける手」を出すルールでやっていきます。
慣れてきたら徐々に「じゃんけん ポン、ポン」のリズムを速くしていくとおもしろいでしょう。
さらに応用するなら、「じゃんけん ポン、ポン・じゃんけん ポン、ポン」のように右手と左手を使って1回で2回のじゃんけんをやってもいいかもしれません。
意義
多くの人は「勝てる手」を出すことに慣れると、「負ける手」を出すルールに変わった直後は混乱してしまいます。
この頭の切り替えが良い脳トレになります。
後出しじゃんけんは相手の手を見てルールに沿った手を出すという自分を自分でコントロールする力が必要です。
これは脳機能における「実行機能」に関連する力と言えるでしょう。
後出しじゃんけんは冒頭で述べたように特別な道具を使わずどこでもできる点も長所の1つです。
また「じゃんけん」という誰もが知っているであろうゲームをベースにしているため、老若男女問わず行うことができます。
教育現場や高齢者施設、福祉施設や地域のレクリエーションなど様々なシチュエーションで行うことができるでしょう。
所要時間がコントロールしやすいこと、事前の準備がいらないことも、このレクリエーションの便利な点と言えます。