その他の対象年齢考察

ベビーカーは何歳まで乗せる?~小児発達学より対象年齢考察~

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ベビーカーは何歳まで使うもの?

ベビーカーは何歳頃まで使うものなのでしょう?

移動距離や交通手段によって異なるでしょうが、
ベビーカーはおおむね2歳後半くらいから使うことがだんだんと減ってきて、3歳以降には使うことは少ないかもしれません。

以下、これらの根拠を。
 
 
 

ベビーカーの対象年齢

そもそもベビーカーの対象年齢って何歳くらいなのでしょう?

これは当然ベビーカーの種類にもよりますが、
例えば赤ちゃん用品で有名なコンビのベビーカーのシンプルなモデルだと対象年齢が1カ月~36カ月となっています。

また、ネットでよく購入されていてレビューもそこそこの

「アップリカ ラクーナソファークッション レモンシルバームーンGR2037020」
というモデルも体重15kgまでが対象でおおむね3歳前後を想定していることがわかります。

このように、
ベビーカーはおおむね3歳頃までを対象としていると考えられます。
 
 
 

子供の歩行とベビーカーと小児発達学

首が座り腰が座り次第に立つことができ、
子供はおおむね1歳頃から歩き始めます。

とはいうものの、子供の歩行は最初不安定だったりすぐに疲れたりぐずったりするものです。

外出時は子供が歩けてもベビーカーが必要な時期があります。

子供の発達を知る検査の1つに津守式乳幼児精神発達質問紙というものがあります。

津守式によると、
子供は1歳半頃になると20分程度は歩くことが可能なようです。

さらに、類似した検査であるKIDS乳幼児発達スケールによると、

2歳半ば頃になると「親の言い聞かせを聞いて我慢」したり「親がダメと言ったことをしない」姿勢が見られます。

つまり、「もう少しだから歩こうね」といった促しが徐々に可能になってくることが考えられますね。
 
 
 

まとめ

以上より、多くのベビーカーは対象年齢が3歳頃までを想定しています。

お子さんの体重にもよりますが、
ベビーカーはおおむね3歳までの使用になるでしょう。

過程としては、
1歳以降はお子さん自身の歩行とベビーカーの併用。

2歳半ばからは「あそこまでは自分で歩こうね」といった促しも可。

2歳後半ないし3歳頃は日常生活ならベビーカーの使用がなくなっていく。

といったところでしょうか。

もちろんお子さんの運動発達状況やその日の気持ちの影響もあるので、あくまで参考程度に。

大切なのはベビーカーに「乗るべき」「乗らないべき」といったことではありません。

ベビーカーは手段であって目的ではない。

大切なのは、お子さんと一緒にお出かけして、親子あるいは家族でその楽しかった気持ちを共有することです。
 
 
 

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参考資料

『コンビ ホワイトレーベル スゴカルα 4キャス compact エッグショック HK』(コンビ)2019年1月11日検索

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