1人用のブロックス
1人用のブロックスである「ブロックス パズル」は、脳トレとして楽しい玩具の1つです。
子供に知育玩具として与える場合は低年齢だと少し難しいかもしれません。
一方である程度の年齢になるとゲームなど他の玩具を欲しがりそうで、タイミングの難しさはあるでしょう。
解説
ブロックス パズルとは?
もともとブロックスは2~4人の対戦を想定した陣取りゲームです。
最も基本となるベーシック、発展型のトライゴン、2人対戦に特化したデュオなど様々なモデルがあります。
そういった数あるモデルの中の1つで、1人用のブロックスが「ブロックス パズル」です。
通常のブロックス、例えばベーシック版でも1人で遊べないことはないのですが、やはりルールは取ってつけたような印象が否めません。
「ブロックス パズル」は問題シートなどが同梱しまさに1人で遊ぶことを想定した内容となっています。
このため「ブロックス パズル」は複数名で遊ぶことはできません。
ベーシック版との違い
サイズ感が異なるのはもちろんですが、「ブロックス パズル」はベーシック版と異なり問題シートを差し込めるスペースがあります。
また、ピースは21ピース、つまり1人分のみです。
「ブロックス パズル」は複数の問題形式があり合計としては48題のパズルゲームが行えます。
レビュー
大人も楽しめる難易度である「ブロックス パズル」ですが、問題数が有限であることが寂しい点ではあります。
48問という問題数を多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれですが、いずれにせよ全ての問題を解いてしまうとやることがなくなってしまいます。
このあたりは対戦型の通常のブロックスと異なり1人用の避けられない点と言えます。
あらかじめ設定された状況に適したピースをはめ込んでいくという作業は、ある意味で詰将棋に近いものがあります。
個人的に詰将棋はその状況の最善手を考えるという意味で、将棋に強くなれる「将棋のトレーニング」的な利点もあると思います。
一方で、「ブロックス パズル」が対戦の強さに活かせるかといえば少し微妙かもしれません。
もちろんピースそれぞれの特性を意識できるのでやらないよりはブロックスに慣れるのでしょうが、通常のブロックスと1人用のブロックスはルールや目的が異なる別物と考えたほうがいいかもしれません。
脳トレや知育として「ブロックス パズル」は楽しい玩具ですが、通常のブロックスの練習として用いるのは微妙でしょう。
ブロックスの種類
参考資料
『ブロックス』(マテル)2022年11月3日閲覧