ブロックスの必勝法は?
ブロックスはそのルール上、やろうと思えば感情論で3対1という構図ができてしまうため、単独で「これさえやれば勝てる」という必勝法は難しいと言えます。
ブロックスは周囲を敵に回さないコミュニケーション能力が必要なボードゲームでもあります。
これを踏まえた上で、ある程度ブロックスで勝ちやすくするための展開の仕方を挙げていきます。
ブロックスの定石
序盤
序盤はできるだけ早くボードの中央を目指し自分が置けるエリアを広げます。
これとは対照的に、自分の近くのエリアを囲んで陣地を守るような戦略を序盤からやると勝つことはなかなか難しいでしょう。
ブロックスは4人でやるので完全に自分のエリアを守るというのはかなり難しいです。
また、一見広そうなスペースでも意外と自分のピースを置ける個数は限られたりします。
序盤に自分の近くを早々に占領されることはまずないので、ひとまず中央へピースを伸ばし自分が将来的における範囲を確保していきます。
このため序盤は斜め上方向へリーチが長く、かつ凹凸が豊富で次の手も選択肢が多いW・Ⅹ・Y・Z型などのピースが重宝するでしょう。
またこれらはできるだけ早めに消費したい5マスのピースなので消費と進行の一石二鳥です。
中盤
ある程度プレイヤーが中央に寄ってきた中盤からは、淡い攻防が始まります。
自分の進路を妨害されないようにしつつ、5マスのピースを消費しきることを目指します。
ポイントとしては相手を妨害するというよりは、自分の進路を妨害されないという感覚がいいのではないかと思います。
これはどういうことかというと、相手を妨害することに注力しすぎると、ピースを適材適所で使えず手段が目的になってしまう恐れがあるということです。
また固執した妨害は相手の反感を生み、最悪の場合冒頭で述べた3対1の構図になる恐れがあります。
相手のピースの隙間を縫うように進行し、その過程で5マスのピースなど比較的大柄のピースを処理していきます。
自分の進行を充実させることを優先し、相手のピースの潜入も多少は許容します。
ただし中盤以降は序盤ほど伸ばしたピースで得られるエリアは広くないので、広げるより守ったほうがいいと判断できる場合は、(ピースが無駄にならない範囲で)防御も多少はアリです。
終盤
終盤になると、自分しか置けない確定スペースが出てきますので、これは焦らず後回しにします。
そして取り合いになるスペースを優先的に処理していきます。
終盤は特に「これを置いたらこっちが置けない」というトレードオフの状態が増えます。
自分がこれを置くことで相手はどれを置けなくなるのかを考えながら攻防一体の選択をしていきます。
以下、これらの展開を含めもう少し具体的なブロックスのコツを挙げていきます。
ブロックスのコツ
参考資料
『ブロックス』(マテル)2022年11月3日閲覧