療育とボードゲーム

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ピロス(PYLOS)|発達障害児の療育とボードゲーム

公開日:2026年6月9日

 発達障害児の療育の観点から、おすすめのボードゲームを見ていきます。
 
 


 
 

療育におすすめの「ピロス」



 「ピロス」は色違いの木製の玉を交互に置いて1つの山を作っていきます。そしててっぺんに自分の玉を置けた方が勝ちというボードゲームです。

 ピロスは立体的な玉の配置を把握する力や、数手先を考える戦略性が必要なゲームです。

 奥深いゲームですが、ルールはシンプルで1回のプレイ時間も10~15分程度で老若男女問わず気軽に楽しめます。

 
 
 

解説

ピロスとは

 ピロスは互いに玉を置いていき、自分の色の玉を頂上に置けた方が勝ちというゲームです。
 このため、当然ながら最期まで持ち球が多い方が勝ちます。
 ピロスは盤上に玉を置いていく場合に以下のルールがあります。

  • 玉4つが四角状になっていたら(持ち球を使うのではなく)すでにある盤上の玉を上に乗せることができる。
  • 自分の色の玉のみで四角状にできたら、盤上の2個の玉を手元に戻すことができる。

 つまり玉の配置を工夫しながら自分の持ち球を節約することで、ゲームに勝つことができます。このような玉の配置の戦略がピロスのゲーム性となります。

 プレイ人数は2人、プレイ時間は1回あたり15~20分程度。対象年齢は8歳からとなっています。

 
 

療育の観点から

 ルールはまったく異なるものの、白と黒の駒(玉)を使って2人で遊ぶ点から、ピロスはオセロ(リバーシ)と通ずるものがあるかもしれません。
 運の要素がないという点も共通するでしょう。

 一方で、玉が立体的に配置される点はリバーシとはまた違った視覚的な把握能力を求められるでしょう。
 また、ピロスは条件を満たすと盤上の玉を手元に戻すことができます。
 このため盤上の玉の配置がどんどん変わっていくところも視覚的な把握能力が求められます。

 ピロスは互いの実力が同じくらいなら1~2個の持ち球の差で戦いが続くため、一手一手に慎重さが求められるでしょう。

 集中力を持続させた隙のないプレイも勝利の鍵となります。

 
 

遊び方の工夫

 ピロスは子供から大人まで遊べるゲームですが、子供と大人だとやや実力差が出てしまう可能性もあります。

 必要に応じてハンデを設けるとよいでしょう。
 例えば大人はすでに何個か玉を盤上に置いておき、持ち球を少なくするなどです。
 ただしこの際、盤上の玉を固めておくとすぐに四角状ができて逆に有利になることもあるので、そうならないようなばらけた配置にするようにします。

 
 
 

参考資料

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