ブクブクうがいは何歳から?
水を含み口を閉じ、口の中をすすぐ「ぶくぶくうがい」。
ぶくぶくうがいは何歳頃からできるようになるものなのでしょうか。
目安としては、ぶくぶくうがいは3~4歳頃にできる傾向にあります。
解説
ぶくぶくうがいができる時期
子供の発達を見る検査に、KIDS乳幼児発達スケールというものがあります。
子供の発達を言語や運動、生活やコミュニケーションなど分野ごとに幅広く見ることができる検査の1つです。
これによると、口をすすぐことができるのは3歳1か月相当の発達と考えられています。
また日本歯科医師会の資料によると、ぶくぶくうがいは3歳児で約50%、4歳児で約75%の子ができるとされています。
習慣や経験の差は多少あるでしょうが、おおむね3~4歳頃には、ぶくぶくうがいはできるようになると考えられます。
ぶくぶくうがいのやり方・練習
ぶくぶくうがいのポイントに、しっかりと口を閉じること、つまり口唇閉鎖の力が挙げられます。
唇を閉じなければ水が口から出てしまいますし、ぶくぶくと口を動かすならなおさらです。
まずは口の中から水がこぼれず、かといって飲み込みもしない「水を口の中でとどめる」ことから練習していきます。
まずは少量からでいいので、水を口に含む練習を行います。
水を口に含み、数秒キープして、そのあと一旦水を吐き出します。
これを安定して行えるように慣れていきます。
洗面所だけでなく、お風呂で親子で遊び感覚でやってもいいかもしれません。
あるいは、(あまり行儀は良くないかもしれませんが)庭で草に水をかける感覚で、口に含んだ水を吐き出してみてもいいでしょう。
水を口の中にとどめることに慣れたら、今度は口の中の水を左右に動かしていきます。
はじめは1回ずつでもいいので、子供の負担にならないよう段階を分けて行っていきます。
こうして水の移動を素早く何回もできるよう目指します。
うがいの解説
参考資料
『うがいの練習・指導』(日本歯科医師会)2018年9月15日検索