言葉の対象年齢考察

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カテゴリーがわかるのはいつから?何歳から?(動物・果物etc)|子供の言葉の発達

公開日:2023年8月5日


 
 

カテゴリーがわかるのは何歳から?

 例えばりんご・バナナ・猫・犬の絵カードがあって、りんごとバナナ、猫と犬。
 つまりカテゴリーで分けることができる、カテゴリーが理解できるのは何歳頃からなのでしょうか。

 あくまで目安ですが、カテゴリーの概念は3歳頃から芽生え始め、その後も理解が深まっていきます。

 
 
 

解説

カテゴリーの理解ができる時期

 子供の発達を見る検査に、認知・言語促進プログラム(NCプログラム)というものがあります。
 子供の発達を言葉や運動など幅広く、しかし要点を押さえて評価できる検査です。

 上記によると、カテゴリー分けの課題はおよそ3歳頃の課題に位置付けられています。

 
 

カテゴリーの階層性

 以上のように、カテゴリーの概念は3歳頃から芽生えることが予想できます。

 しかしながら、3歳頃にカテゴリーが完璧に理解できるかというとそうでなく、(個人差はありますが)4~6歳頃に徐々に理解が深まっていくことが考えられます。

 カテゴリーをしっかり理解するには、カテゴリーの階層性の理解が必要でしょう。

 カテゴリーの階層性とは、例えば「犬」は「動物」であり、動物は「生き物」であるというように、文字通りカテゴリーが階層になっていることです。

 このとき「犬」などは基礎カテゴリー、「動物」などは上位カテゴリーであると言えます。

 カテゴリーを理解するとは、この基礎カテゴリーと上位カテゴリーの関係性を理解できることです。

 つまり「『動物』に『犬』が含まれる」や、「(例えば)チワワは『犬』でもあり『動物』でもある」ということを理解できるということです。

 以下で、幼児期のカテゴリーの理解についてより掘り下げていきます。

 
 
 

幼児はなぜカテゴリー理解が難しいのか?

 
 
 

参考資料

『SITUATED UNDERSTANDING OF HIERARCHICAL CATEGORIES AMONG PRESCHOOL CHILDREN(幼児による階層的カテゴリーの状況的理解)』(日本教育心理学会)2023年5月29日閲覧

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