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チーズを赤ちゃんに食べさせる上での種類と特徴|子供の食育

公開日:2022年4月10日


 
 

食育・離乳食から考えたチーズの違い

 厚生労働省による「授乳・離乳の支援ガイド」によると、離乳食にチーズを用いる場合は塩分・脂肪分が少ない物を用いるのが望ましいとされています。

 チーズはその製法・種類によって栄養分や性質が様々です。
 料理の観点からも食育の観点からも、チーズの種類と特徴を知ることは有意義でしょう。

 以下、チーズの種類と特徴を挙げていきます。
 各チーズの栄養分の比較は、文部科学省の食品成分データベースを参考にしています。

 
 
 

チーズの種類と特徴

フレッシュタイプ

カッテージ

 脱脂乳から作られたヘルシーなチーズです。
 一般的なチーズの中でも塩分と脂肪分が少ないチーズの1つです。
 子供の離乳食として、初めて使ういわゆるファーストチーズの候補に挙がる種類かと思います。

 
 

リコッタ

 チーズ製造時に出てきた水分(乳清)で作ったヘルシーなチーズです。

 こちらも塩分・脂肪分が少なく、離乳食の候補に挙がるチーズかと思います。

 
 

モッツァレラ

 ピザ用のチーズとしてよく使われる、熱を加えるとトロッとするチーズです。

 塩分・脂肪分は比較的少ないです。
 一方で上述のようにとろける形状から、離乳食に使う場合は子供の咀嚼能力がある程度ついてからが無難かもしれません。

 
 

クリームチーズ

 滑らかな口当たりで、さわやかさと同時にミルクの甘さを感じます。

 チーズの種類の中では塩分が少なめ、脂肪分は比較的高めです。

 
 

マスカルポーネ

 ティラミスなど、お菓子の材料として使われることが多いチーズです。

 マスカルポーネも塩分がかなり少なめで、脂肪分は比較的高めです。

 
 

さけるチーズ

 文字通り割くことができるその形状が特徴的です。
 クセのない味わいですが、その食感からこちらもある程度の咀嚼能力がついてからが無難でしょう。

 
 

白カビタイプ

カマンベール

 中身がとろりとしていて濃厚なチーズです。
 食塩・脂肪分ともに平均からややヘルシー寄りのチーズです。

 
 

青カビタイプ(ブルーチーズ)

ゴルゴンゾーラ

 ゴルゴンゾーラをはじめ、ブルーチーズは塩分が高めのチーズです。
 脂肪分も平均より高めです。

 
 

セミハードタイプ

ゴーダ

 マイルドな味わいで万人向けのチーズの1つです。
 塩分・脂肪分は平均よりやや上、中の上のこってりさと言えます。

 
 

ハードタイプ

チェダー

 色が黄色あるいはオレンジ色の見た目も印象的なチーズです。

 塩分は中の上、脂肪分は最も高いチーズの1つです。

 
 

パルミジャーノ・レッジャーノ

 非常に硬くつまみとコクがあるチーズです。
 イタリアが産地であり、産地で正式に作られた物を「パルミジャーノ・レッジャーノ」と呼称します。
 それ以外の模倣品は一般的に「パルメザン」という名称で出回っているかと思います。

 塩分が最も高いチーズの1つであり、脂肪分もかなり高い部類になります。

 
 
 

プロセスチーズの種類と特徴

 
 
 

参考資料

『授乳・離乳の支援ガイド(2019)』(厚生労働省)2020年2月25日検索

『食品成分データベース』(文部科学省)2022年1月15日検索

『チーズの種類』(meiji)2022年1月15日検索

『チーズの種類』(メグミルク)2022年1月15日検索

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