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チョコレートは何歳から?
チョコレートって何歳から食べさせていいものでしょう?
大人が食べていたら、「ぼくも」「わたしも」と食べたがるのが子供というものですよね。
それが野菜や健康的な食品ならかまわないですが、嗜好品ならどうでしょう?
あくまで目安ですが、
チョコレートを子供に食べさせるなら3歳以降、小学生以降ならより無難でしょう。
今日はチョコレートの対象年齢について。
甘い物と虫歯の関係
甘い物は虫歯になりやすいのか?
チョコレートをはじめとしたお菓子を幼い子供に食べさせるとき、悩みどころは虫歯ではないでしょうか?
「甘い物 = 虫歯」というイメージですが、実際どうなのでしょう?
米国の研究および追跡調査によると、
砂糖の摂取量が多いと虫歯になるリスクは増加することが立証されています。
特に、歯につきやすいおやつが最もリスクが高かったようです。
歯につきやすいおやつとはねばねばした形状のものですね。
虫歯の予防方法
砂糖や甘い物の過剰な摂取はやはり虫歯のリスクを高めます。
では具体的にはどのように回避すればいいのでしょう?
厚生労働省によると、
乳歯が虫歯になると永久歯の虫歯のリスクも高まるそうです。
やはり「どうせ生えかわるから」と安易に考えるのではなく、幼い頃からの対策が有効なようですね。
このような経緯から厚生労働省は
まずは3歳まで虫歯を作らないことを推奨しています。
もちろんそれ以降もですが。
虫歯を作らないようにするには、糖分の過剰摂取を避けるだけでなく、食事の頻度を適切に保つことが大切です。
つまりだらだら食べをやめる。
子供は3食だけで1日の栄養を充分にとることは難しいので、おやつを食べることにはなるでしょう。
しかしながらおやつが多すぎてはメリハリがない。
1日3食をきちんと食べ、おやつ(間食)は1日2回程度にとどめることが望ましいとされています。
子供の砂糖の摂取量とチョコレートの糖分
1日あたりの砂糖の摂取量の目安
3歳までは特に甘い物の摂取や虫歯のリスクに気を使った方が良さそうですね。
ではでは砂糖をどのくらい控えたらいいのでしょう?
砂糖って1日どのくらい摂っていいのでしょう?
実は砂糖は糖分、糖分は炭水化物のひとつということで砂糖単独の摂取量というのは実は明確には決めていないことが多いです。
しかしながら、2015年にWHO(世界保健機関)により「成人及び児童の糖類摂取量」のガイドラインが発表されました。
これによると、
1日の糖類の摂取量を総エネルギーの10%未満、できれば5%未満にすることが推奨されています。
この糖類には果物や野菜の糖分は含まれていません。あくまで砂糖やジュース、お菓子の糖分。
ちなみに5%というのはだいたい25gくらい。
成人や児童の1日の砂糖の摂取量の目安は25~50g以下が望ましいということです。
チョコレートの砂糖の量は?
一方で、一般的なチョコレートはどのくらい砂糖を含むのでしょう?
食品の成分表示を見てみればわかる通り、普通は砂糖単独の量を明記はされていません。
チョコレートに含まれる砂糖はどのくらいか調べていると、
独立行政法人である東京高輪病院に資料がありました。
上記資料によると、
一般的なミルクチョコレート50gあたりの糖質は26gだそうです。
チョコレート50gとは板チョコ約1枚分に相当します。
まとめ
以上の情報からまとめます。
国内外のいずれの調査においても糖分と虫歯の関連性は証明されています。
厚生労働省によると特に3歳以前の虫歯は避けることが望ましい。
つまり3歳までは嗜好品である甘い物は避けた方が無難です。
成人および児童の砂糖の摂取量目安は1日25~50g以下。
一方で、一般的な板チョコ1枚あたりに含まれる糖分は26g。
板チョコ1枚食べただけで、幼児はおろか小学生の児童すら1日の糖分量に達してしまうことがわかります。
これらより、
チョコレートを子供に食べさせるなら3歳以降、できれば小学生になってから。
1日あたり板チョコ1枚以下の量を目安に。
あくまで3食をきちんと食べていることを前提に、ダラダラとした間食はしない。
といった感じになるようです。
その他の記事
参考資料
『歯の健康』(厚生労働省)2018年1月6日検索
『甘味(砂糖)の適正摂取方法』(e-ヘルスネット)2018年3月3日検索
『世界保健機関(WHO)、ガイドライン「成人及び児童の糖類摂取量」を発表』(食品安全委員会)2018年3月3日検索
『糖質制限食について』(東京高輪病院)2018年3月3日検索