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クリームチーズはいつから食べさせていい?
子供にクリームチーズはいつ頃から食べさせていいものなのでしょう?
子供にクリームチーズを食べさせる場合は、1歳半以降からが無難なのではないかと考えられます。
もちろん子供に食物アレルギーなどがある場合はその限りではありませんので、医師の指示に従いましょう。
また子供の成長には個人差があるので、最終的にはその子の状況を見ながらの判断となります。
解説
クリームチーズとは?
クリームチーズとは文字通りクリームから作ったチーズです。
なめからな口当たりとさわやかな酸味が特徴で、比較的クセの少ないチーズです。
お菓子の材料として用いられることも比較的多いです。
クリームチーズの栄養素
文部科学省の食品成分データベースを参考にすると、
クリームチーズの栄養素は100gあたり
- カロリー:313kcal
- タンパク質:8.2g
- 脂質:33.0g
- 炭水化物:2.3g
- 食塩相当量:0.7g
となっています。
比較対象として、例えばベビーチーズなどとしてスーパーでよく見かけるプロセスチーズは以下のようになっています。
- カロリー:313kcal
- タンパク質:22.7g
- 脂質:26.0g
- 炭水化物:1.3g
- 食塩相当量:2.8g
その他の種類のチーズと比べても、クリームチーズは他のチーズと比べると塩分はやや少なく、脂肪分はかなり高いほうのチーズではないかと考えられます。
離乳食におけるチーズ
厚生労働省による「授乳・離乳の支援ガイド」によると、離乳が進むにつれて塩分・脂肪分の少ないチーズを食材に用いてもよいとされています。
一般に離乳食は、
- 離乳初期(5~6か月)
- 離乳中期(7~8か月)
- 離乳後期(9~11か月)
- 離乳完了期(1歳~1歳6か月)
と大きく4段階に分けられます。
このうち乳製品の摂取が段階的に始まるのが離乳中期であり、生後7~8か月頃に相当します。
クリームチーズを与える時期
このように、チーズ自体は塩分や脂肪分が少なければ離乳食中期(7~8か月頃)からが候補になっていくでしょう。
しかしながら、先ほどの授乳・離乳の支援ガイドにもあるように、離乳食は薄味が基本であり、チーズに関しては塩分・脂肪分が少ない物が候補となります。
クリームチーズは比較的脂肪分が高く、わざわざ離乳食期に食べさせる食材かと言えば疑問が残ります。
クリームチーズと食べさせるのであれば、離乳食が完了し徐々に食材のレパートリーも広がっていく1歳半以降からが無難なのではないかと考えられます。
離乳完了期(1歳~1歳6か月)とは?
参考資料
『授乳・離乳の支援ガイド(2019)』(厚生労働省)2020年2月25日検索
『食品成分データベース』(文部科学省)2022年1月15日検索
『チーズの種類』(meiji)2022年1月15日検索
『チーズの種類』(チーズクラブ 雪印メグミルク)2022年1月23日検索