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打腱器(打診器)とは? 使用目的や使い方|膝蓋腱反射やAMSDにおける口とがらし反射

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打腱器(打診器)とは?

 打腱器とは、身体の反射の様子を見るために使う医療器具です。

 読み方は「だけんき」と読みます。

 先端こそゴム製ではありますが、見た目も用途もハンマーに似ている医療器具です。

 これを使って身体を軽く打ち、症状を診るため「打診器」とも言われます。

 
 
 

解説

打腱器と打診器の違い

 身体を軽く打ちち症状を診るという用途から、打腱器は「打診器(だしんき)」とも言われます。
 名称が異なるだけで同じ物を指すと考えて差し支えありません。

 
 

打腱器の種類

 打腱器には複数の種類がありますが、使用目的は同じです。
 つまり「身体を叩いて反射の有無を診る」という意図の下で用います。

 種類によって持ち手や大きさが異なりますが、個々が現場に応じて使いやすい物を用いましょう。

 
 

打腱器の使用目的

 先述の通り打腱器は「身体を叩いて反射の有無を診る」道具です。

 身体の反射とは、例えば目の瞬きがあります。
 このように人間は自分の意図とは別に勝手に身体が動く「反射」があります。

 そして打腱器で診る人間の反射で最もポピュラーなものが腱反射です。

 腱反射の一つである膝蓋腱反射は見聞きしたことがある人も多いでしょう。
 膝蓋腱反射は膝の下あたりを叩くと足がビクンと上がる反射です。
 こういったときに打腱器を使います。
 ちなみに膝蓋腱反射は人間の正常な反射の一つであり、これが出ない場合は何らかの疾患の可能性を疑います。

 
 

ディサースリアにおける打腱器

 医療現場では病的反射を調べる場合もあります。

 病的反射とはある疾患に伴う反射です。
 つまりこの反射が出ると何らかの疾患を疑うといった類の反射です。

 脳卒中などで会話や口の動きに支障が出るディサースリアにおいては、口とがらし反射などを打腱器で調べることがあります。

 口とがらし反射とは上唇の中央を軽く叩くと口をとがらす反射のことです。

 
 
 

参考資料

-用具

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